企業年金・401k/401k企業型の運用のポイント

401k資産運用テクニックの基本のキホン(2)(2ページ目)

会社が401kである会社員350万人のために最適化した、運用テクニックの解説コラムです。2回目は「投資信託」を詳しく知り、401kにどう活かすか考えてみたいと思います。「えっ?実はそうだったの?」がたくさん隠れているかも!

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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401kで投資信託を活用するとき覚えておきたいルール

それでは、基本的な仕組みが分かったところで、さらに一歩踏み込み、投資信託を401k運用で活用するために覚えておきたいルールを見ていきたいと思います。

 ルール1.投資信託は一日一価格しかつかない
 ルール2.投資信託は今日すぐ売買が確定しない
 ルール3.投資信託は個別の銘柄をチェックしなくてもいい
 ルール4.投資信託は投資対象・運用手数料を吟味する

ルール1.投資信託は一日一価格しかつかない

投資信託はその特性上、1日に1回しか値動きが変わらない仕組みとなっています。これは、たくさんのお客さんの小口の売買注文が舞い込むため、それぞれリアルタイムに処理することができないからです(対応すると費用も高くなってしまいます)。

一見すると使いにくいルールに見えますが、401kの運用ではむしろ「仕事中に運用のことは考えなくてもいい」と考えてみましょう。仕事そっちのけで Yahoo!ファイナンスをチェックしても、投資信託の値段は変化しないということです。もちろん日本株が値下がりした日の日本株で運用する投資信託の基準価額(値段を示す数字)は下がりますが、日中に気にすることはないというわけです。やはり、日中は仕事に専念したいものです。

ルール2.投資信託は今日すぐ売買が確定しない

投資信託は注文を出したその日に売買が確定するとは限りません。これもその仕組み上生じるもので、商品の条件等により変わります。
まず、申し込みを締め切る時間が定められており、その時間を超えた注文は翌日に取りまとめられるため、売買もそれ以降になります。次に、外国の株式や債券で運用するような商品については1日長く処理に時間がかかることがあります。土日を挟んだ場合はさらに2日多くかかることになります。さらに、投資信託から投資信託への売買を行った場合は(投資信託売却)→(投資信託購入)という2つのプロセスの間でお金の受け渡しに数日かかってしまいます。

これらのルールは、どこかの金融機関がサボっているわけではなく、投資信託の仕組み上やむを得ない仕組みです。確かに「指示を出しても3日後に売り買いされるのはやりにくい」という気持ちは分かりますが、401k運用的にはこう考えてみてはどうでしょうか。つまり「数日の数百円程度の値動きは気にしないような売買ルールを考えればよい」ということです。

予めそれなりの運用方針を考えておけば、日経平均が数千円上がったとか、過去数年の間で一番上昇しているから、という理由での売買指図を行うことができます。こうした場合には1日に数百円程度の値動きはあまり気にならなくなります。「10050円で売れればプラス、10000円を下回るとマイナス」というような細かい売り買いを行う必要はないのです(むしろチェックをしたり、指示をしたりするのが大変面倒になります)。そうした売り買い方法は401k向きではないということを覚えておいてください。

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