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3日間で観光客20万人以上!越中八尾おわら風の盆(2ページ目)

富山を代表する祭り『おわら風の盆』。毎年9月1日からの3日間で20万人以上の観光客を集める人気の祭事で、北陸新幹線開業後初の2015年おわら風の盆は、さらなる人の出が見込まれています。そこで今回は、東京方面からのアクセスも大きく改善した富山市八尾(やつお)町のおわら風の盆の魅力についてまとめます。

坂本 正敬

執筆者:坂本 正敬

黒部・立山ガイド

北陸新幹線開業で東京方面からのアクセスが大きく改善

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北陸新幹線開通でぐっと身近になったおわら風の盆 撮影:倉員悠二


2015年3月14日の北陸新幹線開業後は、東京から富山駅までの移動が、乗り換えなしで最速2時間8分で可能になりました。

東京方面から来た場合、富山駅で下車した後は臨時増便されたJR高山本線に乗り換えて、越中八尾駅に向かってください。乗車時間は25分程度です。大阪方面からの方も、富山駅で下車後にJR高山本線に乗り換えです。

越中八尾駅からメインエリアへは徒歩での移動も可能ですが、当日は臨時増便した八尾まちめぐりバスも便利ですので、利用をお勧めします。

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日本の道百選にも選ばれる諏訪町本通り

町流しや輪踊りだけでなく、ライトアップされた石垣や禅寺坂、日本の道百選にも選ばれる諏訪町本通り、曳山展示館など見どころも多い同地です。

和紙でも有名な町ですので、桂樹舎和紙文庫という施設では伝統工芸の紙すき体験も可能です。町の裏側には城ヶ山公園といって、八尾の町並みを一望できる桜の名所もあります。長い階段を上らなければいけませんが、展望には一見の価値があります。

富山三銘菓の1つでもある和菓子スイーツ『玉天』の食べ歩きや、喫茶店巡り、老舗の酒造見学(※要予約)などを旅の予定に入れると、かなりの距離を歩くと予想されますので、当日は歩きやすい服装で足を運んでくださいね。

○おわら風の盆のアクセス
→電車:北陸新幹線&あいの風とやま鉄道「富山駅」下車→JR高山本線乗り換え→「越中八尾駅」下車後、八尾まちめぐりバスか徒歩
料金:(富山→越中八尾)片道320円、(八尾まちめぐりバス)200円(※小中学生は100円)
所要時間:(富山→越中八尾)25分、(八尾まちめぐりバス)10分ほど
→自動車:北陸自動車道「富山西IC」または「富山IC」
所要時間:どちらも20分程度
駐車場:富山市八尾スポーツアリーナ駐車場、富山市八尾ゆめの森テニスコート駐車場
駐車料金(協力金): 1,000円 ※メイン会場付近まで無料のシャトルバスあり

○越中八尾観光協会(曳山展示館)
住所:富山市八尾町上新町454-6321
電話:076-454-5138
開館時間:9:00~17:00
休日:年中無休

○桂樹舎和紙文庫
住所:富山市八尾町鏡町668-4
電話:076-455-1184
開館時間:10:00~17:00
休館日:毎週月曜日(※月曜日が祝日の場合は翌日)

○おわら玉天本舗
住所:八尾町東町2227
電話:076-454-3073
営業時間:8:00~19:00
定休日:水曜日

○福鶴酒造
住所:富山市八尾町西町2352
電話:076-455-2727

○玉旭酒造
住所富山市八尾町東町2111
電話:076-455-1331

以上、富山を代表する祭り、おわら風の盆についてまとめましたが、いかがでしたか? 

おわら風の盆の3日間以外でも、毎年8月20日から30日は前夜祭を楽しめますし、それ以外の時期でも越中八尾観光会館で踊り方教室(※要事前予約)、第2・第4土曜日であれば風の盆の定期ステージも楽しめます。

40名以上の団体で事前申し込みをすれば、好きなときに同会館でおわら鑑賞も楽しめます。1年を通しておわら風の盆を楽しめる町ですので、ぜひとも足を運んでみてください。
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