遅れてきたエントリー向け250ccモデル YZF-R25


2008年にカワサキからNINJA250Rが発売され、販売台数を大きく伸ばしました。最大の特徴はエントリーユーザーが手を出しやすい安価な価格設定です。2008年当時の販売価格は税込みでも50万円を切っており、大きな印象を与えました。

結果的にカワサキが火をつける形で他のメーカーもエントリーユーザー向けの安価な車輌を続けてリリース。ホンダが2011年3月にCBR250Rを発売し、スズキは2012年7月にGSR250を発売しました。

そして、ライバルの三メーカーが販売するエントリーユーザー向け車輌が出揃ったことで、ヤマハはどんな車輌を出すのか非常に注目されていましたが、満を持して2014年12月から販売を開始したのがYZF-R25です。

YZF-RシリーズはスーパースポーツモデルYZF-R1を筆頭にしたレーシングレプリカモデルシリーズで、YZF-R25は末弟の車輌となります。ここのところ、ヤマハが新しく出してくる車輌は「快適に」というよりも「ファンライド」で、バイクに乗るのを楽しむというイメージの車輌が多いのですが、YZF-R25はどうなのでしょうか?今回も都内の通勤で一週間試乗してインプレッションをお届けします。

まずはYZF-R25の装備をチェック

yzf-r25フロントビュー

yzf-r25フロントビュー


YZF-R25のエンジンはカワサキのNINJA250やスズキのGSR250と同じ並列二気筒エンジンを搭載していますが、ヤマハはこれらのライバル車輌の最高出力をしのぐ36ps/12000rpmを実現させました。ライバルのカワサキNINJA250が31ps/11000rpm。スズキGSR250が24ps/8500rpmであることからもこの数値がいかに優れているかを物語っています。ただしあくまで数値は数値なので、実際に試乗した際の動力性能はのちほど詳しくご説明します。

ハンドルはレーシングレプリカらしくセパレートハンドルを装備しています。他三メーカーの車輌もセパレートハンドルをチョイスしていますが、さすがにどの車輌もエントリーユーザー向けモデルのためポジションは見た目ほど辛くありません。

特にYZF-R25のポジションはネイキッドバイクほどではありませんがポジションは楽です。他の三台に比べてもポジションは楽なのでセパレートハンドルだからと言って構える必要は一切ありません。

シート高はライバル車輌と大差なく780mm。決して低いわけではないのですが、細めに絞り込まれた車体と車輌重量の軽さが手伝って、身長165cmの私が跨っても不安は一切ありませんでした。

ちなみにYZF-R25の車重は166kg(ABS非搭載モデル)で、カワサキNINJA250が172kg。スズキGSR250が183kgですのでライバルに比べても軽量化された車輌であるといえます。ホンダCBR250Rは161kgと最も軽量ですが他の三台と比べてエンジン型式が異なり単気筒エンジンを搭載しているため、エンジン自体の重量が軽いため、重量の差に繋がっています。

メーターは見やすいデジタル液晶タイプが装着されており、時計の他に瞬間燃費や平均燃費なども表示される多機能タイプで視認性が良く、ギアが何速に入っているのかを表示するシフトポジションインジケーターなども装備されているので実用的なメーターです。