どこへ買いにいけばいいのか?
初めて浴衣を買いに行くとき、最初に思い浮かぶのが百貨店の呉服売り場。若干お値段が高めになりますが(単品で3万円前後、一式で5~10万円程度)、あまり強引なセールスもないので、ご予算があって、お気に入りの浴衣が見つかれば、百貨店はおすすめです。花火大会や夏祭り見物用の浴衣が、お値打ちで買えるお店といえば、
- スーパーの特設浴衣売り場(モール内での専門店街はのぞく)
- 庶民派着物に強いお店(下町の商店街などでよく見られます)
- 問屋街で小売りをやっているお店(東京なら馬喰町、大阪なら船場センタービル、京都なら祇園祭時期の室町通りなど)
- ファストファッションブランドの浴衣
- ネット通販(二度目以降で、自分の寸法などが分かればおすすめ)
浴衣大売り出しの様子
こうしたお店では安価なことに加え、取り囲みなど無理なセールスがほとんどないため安心して購入できます。
浴衣を買いに行くときの注意点は?
1.着る本人が買い物に行く家電や書籍のように型番で特定できるものとは違い、浴衣や着物は寸法・手触り・微妙な色柄の違いなど、本人が直接見て触れて確かめないと分からないものです。
特に男性の場合、自分にあった寸法の浴衣でないと、かっこ悪い浴衣姿に直結します。ちょうどいい寸法のものを選びましょう。
2.できるだけ一人で買いに行かない
両親・友人・知人など、着物に詳しい人と一緒に行きましょう。呉服屋さんのペースに乗せられず、安心して買い物ができるでしょう。
親と一緒に行く場合はともかく、友人知人と行く場合、購入を決めるときに背中を押して欲しいのか、逆にブレーキをかけて欲しいのか、人選には気をつけましょう。
3.着ていく場所・目的を伝える
同じ「浴衣」といっても、家でのくつろぎ着か、近所の夏祭りや花火大会に行くのか、パーティーやランチ会に行くのか、踊りや芝居の稽古着か、など用途によって買うべき浴衣は微妙に違ってきます。
特に、昼間に着るかどうか、パーティーなど華やかな場面に着るかどうかは、選ぶ際の重要な要素となります。購入時、必ず着物屋さんに伝えましょう。
4.「反物」は最低1ヶ月かかる
吊し(既製品)のほかに、反物で買って仕立ててもらうという、オーダーメイドのような買い方もあります。ただし、購入から1ヶ月はかかるので注意が必要です。体型的に既製品があわない場合、例えば夏に間に合わせたいのであれば、遅くとも5~6月頃に行ってオーダーするようにしましょう。
初めての浴衣の買い方まとめ
- まず、どこへ着ていくかはっきりさせよう
- 下駄や帯・小物類など、お買い物リストを作ろう。浴衣単体では着られない
- 安価で良心的なお店を見つけよう
- 着る本人と、お友達や家族と二人以上でお買い物へ