来栖けいさんが手掛ける初のパティスリー「ボニュ」(3ページ目)

マカロン　～シトロン～　

ギリギリの線で甘みを加えたマカロン生地は、通常のものより甘さがやさしく感じ、マカロン生地につかわれるアーモンドプードル（スペイン産マルコナ種）の香りも楽しめます。
中には、皮、白い部分、実に分けて、火を加えずマリネ状にした国産レモンをを刻んだものが隠れ、一口食べるとレモンそのもののフレッシュな味わいが口いっぱいに広がります。
表面の黄色はクチナシの天然の着色料のみで、自然な味わいを大切にしたアーモンドとレモンのマリアージュが絶妙なマカロンです。

ブール　

ザクザクとした食感の中に、フルールドセルの塩味がアクセント。噛みしめるほどにフランス産の全粒粉の粉の味とパムプリーAOC発酵バターの上質な味わいが広がります。ふわりと香る白胡椒が後味を引き締めてくれます。

エキュレ　

しっかりと焦がしたバターの風味が後を引くフィナンシェ。
しっとり、もっちりとした独特の食感は、もち粉が隠し味です。

リス　

藤原養蜂場のユリの花の一番蜜を使ってあり、後味にふわりと花のような華やかさを感じます。シンプルな焼き菓子でありながら、華やかな味わいを持ち合わせる逸品。
奥様である松見早枝子さんが描かれた絵をほどこしたBook状のBOX（有料）に、この焼き菓子たちを入れれば、とても素敵なギフトになることは間違いないでしょう！

厳選された材料で仕上げたスイーツたちは、雑味のない、すっきりとした後味。
食べ終わった後、しみじみと美味しいと感じます。
すべて実食しましたが、食べ終わった後に、また食べたくなるような後を引く味わいでした。

「自分が100％美味しいと思わず90％美味しいというものを紹介することが辛くなって、執筆業やコメンテーター業をやめ、自分が本当においしいものを作りたい」という熱い食への想いから、お店をオープンされた来栖けいさん。

今後も「来栖さんが100％美味しい」と納得するスイーツがシェフパティシエの内山さんの手から誕生するのが楽しみです！！

店名「Bon.nu（ボニュ）」の由来：

フランス語でBon(良い)nu(裸)。
直訳すると「いい意味での裸」です。視覚的要素が大きいアート的な「ヌード」ではなく、あくまでも「裸」。
飾らないありのままの姿（素材の持ち味や本質）を脳裏に焼きつけるという意味。
また人間の味覚の原点でもある「母乳」からもインスピレーションをもち、ロゴマークにも母乳のイメージと母子を抱きかかえている姿を彷彿とさせられます。
（やはり奥様とお子様をイメージされたそうです！愛が溢れていますね）

SHOP　DATA

店名　Bon.nu（ボニュ）
住所　〒151-0053　東京都渋谷区代々木4-22-17　クイーンズ代々木1F
TEL　03-6300-5423
FAX　03-6300-5424

～RESTAURANT～
lunch　12:00～13:00（最終入店）
dinner　18:00～20:30（最終入店）
bar　20:00～23:00（最終入店）
※ランチ、ディナーは、前日までの要予約。

～PÂTISSERIE～
11:00～18:00
※ランチの時間帯も、席が空いていればイートイン可。
定休日…不定休
席数…テーブル8席、個室4席、カウンター5席（カウンターは基本的にBAR用）
予約方法 電話のみ
サーヴィス料 なし

アクセス…JR代々木駅徒歩10分、京王新線初台駅徒歩6分、小田急線参宮橋駅徒歩6分、京王バス　渋６３　初台坂上駅　徒歩4分

※　すぐに売り切れるので、予約されると安心です。
※　2015年8月5日（水）グランドオープン
（7月1日～8月4日まではプレオープン中。不定休なので要事前確認）