スペインではあまり敬語を使用しない

keigo

スペイン語でも敬語表現は難しい

最初にお断りしておかなければいけないのが、スペインのスペイン語では、ラテンアメリカに比べて圧倒的に敬語表現を使う機会が少ないということです。一般的に、ラテンアメリカでは植民地時代の美しいスペイン語が維持されていて、スペインでは反対に口語表現やスラングが多く、砕けたスペイン語が話されているといわれています。植民地時代が長かったラテンアメリカでは、社会的、身分的な上下関係、経済格差が未だに明確だということも理由の一つかもしれません。

敬語は動詞の活用で表す

本日は、スペイン語初心者の皆さんのために、敬語の使い方を少しだけ紹介したいと思います。
スペイン語にも、日本語と同様に敬語表現がありますが、日本語のような丁寧語、謙譲語、尊敬語の3種類ではないので安心してください。
スペイン語では、動詞の活用形で尊敬、丁寧を表現します。

動詞querer(ケル、欲しい)の場合

¿Quieres tomar un café?
レス トル ウン カフ
(自分と同等かそれ以下の立場、年齢の人に)コーヒーでも飲む?

¿Quiere tomar un café?
レ トル ウン カフ
(自分より目上、立場が上の人に)コーヒーはいかがですか。

敬語を使う時、使わない時

スペインでも、明らかに年上の人、立場が上の人に最初に話しかけるときには、敬語表現を使います。相手が対等に話してほしいと言ったら、その時点から対等な表現に切り替えます。

Gracias por darme la oportunidad de trabajar con ustedes.
シアス ポル ルメ ラ オポルトゥニ デ トラバル コン ウスデス
(仕事の初日に)あなた方と働く機会をいただいて感謝しています。

敬語を用いず、対等に話すことをtutear(トゥテル)と言います。

No me hables de usted. Tutéame.
ノ メ アブレス デ ウス。トゥアメ
「あなた」なんて言わないで。対等に話してくれていいんだよ。

商店や飲食店では、老舗であれば、客に敬意を示して敬語表現を使うこともあります。また、見知らぬ人と距離を置く手段として、敬語で話しかけることがあるのも日本と共通です。