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芦田愛菜、鈴木福級がわんさか?韓国ドラマの子役事情(2ページ目)

子役の健気な演技は、ドラマを盛り上げる大きな要素。特にホームドラマが多い韓国では、欠かせない存在です。

安部 裕子

執筆者:安部 裕子

韓国ドラマガイド

成人俳優への転身をはかる子役たち

有名な子役が成長すると、子役時代のイメージから脱皮できずにスランプに陥るのは、どの国も同じこと。韓国でも、知らぬ間に見かけなくなる子役はたくさんいます。しかし最近では、主人公の子供時代を演じて有名になった実力派の子役たちは、セルフマネジメントをしっかりして上手に転身を図っています。

最も転身に成功した、子役スターのロールモデルと言われているのがユ・スンホ。彼は6歳でデビューし、2002年の映画「おばあちゃんの家」で人気子役となり“国民の弟”と呼ばれるにいたりました。あどけない顔が徐々に大人の顔つきになり、高校生になってからは子役ではなく成人役者に転身。ドラマ「欲望の炎」「会いたい」ではラブストーリーの主人公を演じ、大人の色気も。そして19歳になった彼は世間を驚かせる行動に出ました。

芸能人でも大学進学があたりまえの韓国で、演技に専念することを理由に大学進学をしないと宣言したうえで、自ら志願して兵役についたのです。国民はこれを信念のある決断と賞賛。俳優としての価値をあげるとともに、約2年間の兵役を経て、子役のイメージを完全に脱ぎすてました。

そして今、ポスト・スンホとの呼び声が高いのがヨ・ジング。チャン・ヒョクや、イ・ジュンギといったトップスターの少年時代を数多く演じてきた彼は「太陽を抱く月」で大ブレイク。こちらでもキム・スヒョン扮する世子(将来の王になる王子)の少年時代だったのですが、初々しいラブシーンもあり、少年から青年に移り変わる特有の色気で、お姉さまファンを急増させました。

女優では同じく「太陽を抱く月」に出演したキム・ユジョンキム・ソヒョンらが筆頭株。このように、かわいかった子役が大人へと成長するのを見守ることも、韓国ドラマを見る楽しみのひとつとなっています。

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