そもそも着物は、直線で作られたものを、自分の体型や好みのイメージに形作って着る事が出来るものです。つまり、衣紋の抜きにしろ、丈にしろ、体型や着物の種類によってだけではなく、それぞれ自分の好みやその時の気分、そして着るものによって変え、そのさじ加減ひとつで雰囲気を変える事が可能ということなのです。
そこで今回は、いつもの浴衣姿をぐっと大人な浴衣に変えるレシピをお伝え致します。

大人な衣紋の抜き方と衿合わせ

女性と男性の着物の着方一番の違いは衣紋の抜き。女性は衣紋を抜き、男性と子供は、衿を首にピッタリと添わせるように着ます。逆に言えば、衣紋を抜く事でできる抜け感は、和服女性の特権と言えます。
一般的に着るもの、例えば、振袖を着るのか小紋を着るのかという違いで、有る程度衿の抜き方を変えるとバランスが良いと言われています。この場合、格が高い着物ほど、大きく衣紋を抜くのが基本。そこからいくと浴衣は指3本~こぶしひとつ入るくらいが適当です。でも、これって、ヘアの違いや体型、そして何よりなりたい雰囲気は人それぞれだし、一概にこれが正しい!と決めつけてしまうのも、つまらないですよね。同時に、衿合わせにもそれが言えます。
では、実際に衿の抜き加減と衿合わせで、どのくらい違うかという事を見てみましょう。
大人な浴衣

衣紋少なめ



大人な浴衣

衣紋多め


いかがでしょうか?
上の写真よりも、明らかに下の方が大人な感じがしませんか?
因みに、ショートカットの方は少なめで、アップの方は多めがバランス的にはベストです。

衿合わせも見て見ましょう。長襦袢を着ないので、半衿が無い分衿の開きは、ストレートに全体の雰囲気に関係してきます。
大人な浴衣

衿合わせ深め

大人な浴衣

衿合わせ浅め


上の写真は、深めに衿を合わせているので、少し暑苦しい感じに見えます。それに比べると、下はゆったり少々浅めで、抜け感があり大人な感じがしますよね。
このように、少し着方を変えるだけで、グッと大人な浴衣になるのです。



次のページでは、その他の部分について大人な浴衣に変えるテクをご紹介します。