そもそもマザーズとヘラクレスって?

マザーズは、東京証券取引所が運営している株式市場であり、一方ヘラクレスは、大阪証券取引所が運営している株式市場です。

両者とも、ベンチャー企業を中心とした将来性のある新興企業に資金調達の場を提供する目的で開設され、その上場基準は東証一部など他の市場に比べると緩くなっています。

上場基準をより緩やかにすることで、幅広い企業へ門戸を開き、成長企業の誕生を促進するとともに、投資家にもそうした企業に投資するチャンスを与えようとしたわけですね。

実際に、東証1部・2部よりも審査期間が短縮されていたり、提出書類が簡略化されていたりと、新興企業にとっては早く上場できる、つまり迅速に資金を調達できるなどのメリットがあります。

マザーズとヘラクレスの違い

先に述べたように、マザーズとヘラクレスの大きな違いは、運営している取引所が異なるということです。

マザーズ:東京証券取引所
ヘラクレス:大阪証券取引所               

でしたね。

マザーズundefined上場審査基準の一部

マザーズ 上場審査基準の一部

その他に、それぞれの上場審査基準にも異なる点が存在します。右の表は、マザーズの上場審査基準の一部です。




ヘラクレス上場審査基準の一部

ヘラクレス上場審査基準の一部

一方、ヘラクレスの上場審査基準は、スタンダード基準(第1号~第3号)とグロース基準に分かれています。どの基準を利用して上場申請をするかは申請会社の任意となっていますが、基準を多様化しているのは、特色ある企業の上場を促進することに狙いがあるためです。各基準の基本的なイメージは以下の通りです。

■スタンダード基準
第1号:収益性に特徴のある企業に適した基準
第2号:資産性に特徴のある企業に適した基準 
第3号:市場性(株式の上場時に見込まれる時価総額が大きいこと)に特徴のある企業に適した基準
グロース基準:潜在的な成長性に期待が持てる、いわゆるベンチャー型の企業に適した基準

なお、大証は2010年10月までにジャスダックとヘラクレスを統合する意向なので、上表の基準は変更になる可能性があります。