ケニア/ケニアの基礎情報

大都会の傍らに広がる動物天国、ナイロビ国立公園(2ページ目)

ナイロビ市内からわずか10数キロにあるナイロビ国立公園は、人々の生活圏と接していながらも、たくさんの動物が生息している観光の穴場。ケニアに来たらぜひおとずれてほしいおすすめのスポットです。

執筆者:武田 ちょっこ

ナイロビ国立公園で見られる野生動物

lion

動物に出会えやすいのは早朝。ナイロビの街に宿泊したら、早起きしよう!


小さな国立公園なので、一通り見て回るのに数時間もあれば大丈夫。とはいえ時間が許すのであれば、半日はかけたいところです。というのも、小さいながらライオンをはじめチーターやサイなど、数多くの人気動物が暮らしているのだから!ピクニックサイトがあるので、お弁当持参も楽しいですよ。

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セグロジャッカル。街の近くで暮らす肉食獣

メインゲート近くの森は、クロサイの生息地。葉を食べるクロサイは森からあまり遠く離れることはないので、この森一帯はクロサイの目撃証言が多い所です。木登りが得意なヒョウが生息しているのもこのあたり。じっくり時間をかけてドライブしたいエリアです。セグロジャッカルもしばしば見られます。一方草を食べるシロサイは、森の近くの泉が狙い目。水場は様々な動物が集まってくるスポットで、水鳥の姿も多く見られます。

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ドリルのようにねじれたツノを持つエランド

開けたエリアでは、シマウマやバッファロー、ガゼル、コンゴニ、インパラといった草食獣に出会えます。なかでも大型の草食獣エランドは、他の地域ではあまり見られませんが、ナイロビ国立公園にはたくさん生息しています。もちろんライオンも生息。公園の中心部からやや西側での目撃率が高いようです。一方チーターは公園東側の開けた草原でしばしば目撃されています。

公園の南に流れるアティ川はナイルワニの生息息。車を降りて見ることができますが、かならずライフルを持ったレンジャーに同行してもらうこと。

国立公園に隣接するナイロビ動物孤児院

cheetah

動物達は檻に入れられているものの、ここは動物園ではなく、保護のための施設


ナイロビ動物孤児院は、なんらかの理由で孤児となってしまった野生動物を保護している施設。ナイロビ国立公園のメインゲートのすぐ横にあります。“孤児院“の名が付いていますが、見学する私達にとっては動物園のようなところで、ケニアの動物達をゆっくり見ることができます。

野生動物が生き生きと暮らす姿が見られるケニアで、小さな檻に入れられた動物を見るというのは少し辛い思いですが、これも野生王国ケニアの現実。スタッフがいれば、孤児達がなぜここに連れてこられたかなど、各動物の生い立ちやエピソードを聞くこともできます。


<DATA>
■Nairobi Animal Orphanage
場所:ナイロビ国立公園メインゲート横
入場時間:8時~18時
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
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