ですから、ひとつひとつのモノとしてでなく部屋全体をどのようにしたいのかをイメージしてコーディネートすることが大切です。
インテリアショップ&ショールームでセンスアップ
カンディハウス東京
上質な家具で定評のあるカンディハウス東京のショップもその一つ。自社の家具に、人気の照明ブランドとコラボして展示販売しています。
大人気のアイテムが体験できるだけでなく、家具と照明の配置や大きさのバランスの関係がよくわかり、インテリア計画の参考になります。まずはリビングと照明のコーディネートテクニックを探ってみましょう。
リビングのアクセントに照明を
ここ数年来、天井につけるシーリングライトより、部屋全体の照明を天井埋め込みのダウンライトや間接照明など器具を目立たせないようにする計画が増えています。シンプルでよいのですが、反対に、没個性になりがち。それで、個性的で視覚に訴える照明を効果的にプラスするコーディネートがおススメです。低い位置にスタンドを
スタンドはコンセントさえあれば位置の変更もできる使いやすい照明なので、積極的に取り入れたいアイテムです。デザインも豊富なのでインテリアイメージに合わせやすいでしょう。スタンドを選ぶときには、デザインはもちろんのこと、どこに置くのか、どんな配光なのかを意識して選ぶといいでしょう。こちらは端正で美しいリビング。すっきりとしたライン、鋭角なフォルムなど、シンプル&ミニマムなデザインで統一されています。
ドイツ人デザイナーのペーター・マリー氏による日本をイメージした『tosai LUX[トーザイ ラックス]』シリーズのサイドボード上には、空間の持つグレード感を損なわないように、たっぷりとした厚みのガラスに繊細な彫刻を施した美しいテーブルスタンドを組み合わせています。エレガントですが、直線的なデザインなので、リビングの雰囲気にマッチしていますね。
照明も上からだけでなく、サイドテーブルやリビングボード上や、床面など低めの位置に灯りがあると気持ちが和みます。
読書にはフロアスタンドを
背の高いフロアスタンド使いも人気があります。リビングで読書をしたり、細かい作業をするときには、手元を明るくする下面にしっかりと光が届くスタンドを、ソファーの脇や後ろに配置してはいかがでしょう。使い勝手もよく、全体の灯りを消してスタンドだけ点灯させて雰囲気を変えて楽しむのもおススメです。軽やかな雰囲気のリビングで使っているのは、橇という意味の『SILTTA[スリッタ] リビング s。アームからソファの脚が一体となった繊細なデザインに、張地は明るい色合いでカジュアルな印象のスペースになっています。
すっきりとした優しげなイメージに合わせて、細かなプリーツをセードに持つLE KLINT(レ・クリント)「320M Snowdrop」(スキャンデックス取扱い)をセッティング。
こうしたスタンド使いなら、きちんと手元に灯りがくるので、くつろぎながら、ネットサーフィンや読書を楽しむ光景が浮かんできます。
リビングにペンダントを
もう一つ視覚を刺激する照明として、天井から下がるタイプがあります。リビングで使われるのは、シャンデリアと呼ばれるものですが、最近は、もっと低く吊り下げるペンダントを使ったコーディネートも見かけるようになりました。細い構造体をそのままデザインとした『SESTINA LUX[セスティーナ ラックス]』シリーズは、シンプルな故に、木目の美しいウォールナットが際立たち、素材の存在感を感じるリビングになっています。そのリビングには、透明度の高いムラーノ・ガラスを使ったシンプルなペンダントをコーディネート。テーブルトップより1000mm前後下げることで、座った人の意識がテーブル上に集中する計画になっています。
反面、ぐっと下がってくるので、動作の邪魔になることもあります。ペンダントの下には、人が歩かないように、大き目のリビングテーブルやサイドテーブルなどを配置するといいでしょう。
いかがでしたか。単体で照明や家具を見るよりも、こうして空間として見ることで、イメージもわきやすいですし、光に照らされた家具の美しさ、家具と照明のバランスなどとても参考になります。
ひろびろとしたショールームやショップでは、家具と照明以外にもラグや小物のセッティングもしっかりとされているのもインテリアのヒントになるはずです。
こちらの展示は7月中までを予定していますが、詳しくはカンディハウス東京までお問い合わせください。
次回はダイニング空間の提案をご紹介します。
【カンディハウス東京】
住所:〒160-0023
東京都新宿区西新宿1-23-7新宿ファーストウエスト 3F
Tel:03-5339-8260営業時間:11:00~18:30
定休日:水曜日(祝日の場合は営業)/夏季・年末年始
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