モデルルーム見学/モデルルームの基礎知識・トレンド

実物を見学!棟内モデルルームなら、ここまで分かる

「新築マンションは実物が見られない」といわれますが、そんなことはありません。完成したマンションの棟内モデルルームの場合は、仮設のモデルルームではわかりづらいことまでチェックすることができます。棟内のモデルルームで、賢くチェックするコツを紹介しましょう。

山本 久美子

執筆者:山本 久美子

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新築マンションのモデルルームには、2タイプあります。1つは販売センターに仮設されたモデルルーム、もう1つは完成したマンションの実際の住戸をモデルルームにしている棟内モデルルームです。今回は、棟内モデルルームで販売を開始した「リーフィアレジデンス世田谷喜多見」(小田急不動産)を実際に見学して、棟内モデルルームなら、ぜひここまで見てほしいというポイントを紹介しましょう。
外観写真

棟内モデル―ルームで販売されている「リーフィアレジデンス世田谷喜多見」(小田急線喜多見駅徒歩1分)

マンションの棟内全体では、ここをチェック!

実物が見られる棟内モデルルームだからこそ、チェックしやすいポイントはあるのでしょうか?

当たり前ではありますが、周囲の環境の中で外観がどう見えるかが分かります 。未完成で販売する場合は、パースと呼ばれるものや模型しかありませんし、それもマンションだけが描かれていて、周辺にあるものと一緒に描かれているものはあまりありません。棟内モデルルームであれば、駅から歩いていく道程で、「周辺環境の中でそのマンションがどのように見えるか」ということが分かりますし、「外壁などに使われている建材の質感はどうか」といったことも確認できます。

特にエントランスは重要です。居住者はもちろん来客も迎えることになるエントランスは、マンションの顔となって印象に残るものです。外観以上にイメージ画像だけでは分かりにくいので、「エントランスに高級感があるか」など、デザインや建材の使い方、空間のゆとりなどをしっかり自分の目で確認したいものです。
エントランスホール

エントランスから入ってすぐのエレベーターホール

次のチェックポイントは、マンション内の動線です。
自転車置き場側からの出入り口

自転車置き場側からの出入り口

ゴミ置き場

ゴミ置き場


このマンションは、エントランスから入る動線のほかにも、自転車置き場から入ってエレベーターホールに合流する動線があります。エントランスから入って左側にその出入り口があり、手前にメールボックスと室内ゴミ置き場があります。

日常よく利用する場所への行き来は、出勤や帰宅時の時間にも影響します。動線が短いほど、段差がないほど効率的です。動線の長さや段差の有無をしっかり確認しましょう。

共用廊下

4階の共用廊下。一番奥がモデルルームになっている

エレベーターに乗って、居住する住戸に行きつくまでがマンション内の動線です。買い物後の重たい荷物を持って移動することも前提に、住戸まで歩いてみましょう。







>>次からは、住戸の室内について、棟内モデルルームならではのポイントを説明します。
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