棟内モデルルームならではのチェックポイントは眺望と音

手袋

 

まず、そこに今後住む人がいるので、室内を汚したり傷つけたりしないように注意する必要があります。手袋を貸してくれますので、それを手に着けて、手提げなどを持っている場合は壁や家具にぶつけないように気を付けましょう。

さて、棟内モデルルームならではのチェックポイントのひとつが、バルコニーからの眺望です。モデルルームの住戸の前面は、第1種住居地域なので住宅が中心となりますが、バルコニー右手側は商業地域になるので高い建物があります。こうした違いがよくわかるのが、棟内モデルルームだからこそです。
眺望

(左)バルコニーからの眺望。(右)リビングからバルコニーの段差なども要チェック

棟内でなければチェックできない、といってもよいものに「音」の問題があります。外部からの音、上下階からの音など、音の問題は実際に建っているもので聞いてみなければわからないものです。

このマンションの場合は、小田急線沿いに建っているため、どの部屋からどの程度の大きさで電車の音がするかは気になるところ。モデルルームの台所では音は聞こえませんでしたが、階数や部屋の位置によっても音の聞こえ方が違います。希望の住戸で実際に音の聞こえ方を確認できるというのも、棟内モデルルームならではです。

モデルルームに加え、希望住戸も実際に見学できる

モデルルームが希望の住戸ではない場合は、仮設のモデルルームの場合とチェックするポイントに大きな違いはありません。

まずは、室内空間の広がりを確認します。天井の高さや柱や梁のでっぱりなどによって、空間の広さは異なります。バルコニー側のサッシの高さや幅などもリビングの開放感に影響します。柱や梁の出方、サッシの大きさなどについて、どういった考え方で設計しているのかを確認しましょう。

標準で付いているキッチンや浴室などの設備、収納の作り方なども暮らし方に影響するので、確認すべきポイントです。
室内

(左)このマンションはメーターモジュールで造られているので、廊下の壁(中心部)の間の幅が1mと一般的なマンションよりも10cm近く広くなっている。(右)天井の高さやサッシの大きさも室内空間に影響する。希望住戸では、キッチンからのリビングの見え方なども確認しておきたい

また、希望住戸がモデルルームと異なっていても、希望住戸に行って室内を見学できますから、室内空間の広がりだけでなく、間取り図ではわかりにくい照明やテレビ端子の位置、コンセントの位置や高さなど、細かい点まで確認することもできます。手持ちの家具が入るかといったサイズの確認もできるので、想定外ということがない点も棟内ならではです。
室内

(左)モデルルームは角住戸なので、角の洋室の梁が大きくなるが、梁の壁紙を変えるなど見た目の工夫がされている。(右)角住戸なので、浴室に窓がある。間取り図ではわかりづらいが、窓の位置や大きさも確認できる


>>次は、なぜ、敢えて棟内のモデルルームにするのか?について説明します。