時価総額が大きいことによるメリット
買収されるリスクが減り、自社株を利用した企業買収が仕掛けやすくなります。
時価総額が大きいことによるメリットのひとつとして、投資ファンドなどによる企業買収のリスクが低くなることが挙げられます。
投資ファンドなどが企業買収するためには、その企業の株を一定割合以上、持つことが必要なため、買収する企業の時価総額が大きいことで、その企業を買収するための費用が増加することにより、買収が仕掛けにくくなります。投資ファンドなどによる企業買収のリスクが低減することによって、経営陣は短期的な企業価値の向上ではなく、長期的な視点に立って、企業価値の向上が達成できるような、独自性・継続性を持った企業経営を行ないやすくなるといったメリットもあるのです。
次に挙げられるメリットとしては、時価総額が大きいことにより自社株を利用した企業買収が仕掛けやすくなるといったメリットもあります。企業買収する際は現金以外にも自社株を利用することができ、時価総額が大きいことにより、自社株を利用して企業買収できる額も大きくなり、企業買収する対象の企業が増加するといったメリットがあります。