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交通情報VICSの新サービス「VICS WIDE」とは?(2ページ目)

ドライバーに交通情報を届けてくれるVICSセンター(一般財団法人 道路交通情報通信システムセンター)は設立から今年で20周年。そして、4月23日から新たなサービス「VICS WIDE」がスタート。はたして、このVICS WIDEとはどんなものなの?どうすればサービスを受けられる?VICS WIDEについて探ってみた。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

大雨、津波、火山噴火などをドライバーに知らせる

緊急情報(特別警報)は、地震や津波、大雨、火山噴火など、重大な災害が発生する恐れがある時に気象庁が発表するもので2013年8月から始まった。これまでも大津波の特別警報をポップアップで提供する体制をとっていたし、気象に関する特別情報は文字情報で提供していたが、VICS WIDEでは地震を除くすべての特別警報を、ポップアップで提供するようになった。

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緊急情報(特別警報)が発表されると画面にポップアップ

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地図上でも特別警報のマークを表示。詳細情報の確認も可能


情報の表示方法は、それぞれのカーナビメーカーによって多少異なるが、詳細情報も確認可能。VICS WIDEの情報は5分ごとに更新されるので、特別警報が発表されると、クルマの中にいてもいち早く緊急情報を把握できるわけだ。

ゲリラ豪雨の情報もいち早くわかる

気象・災害情報はドライバーの前方視認性が低下する降雨強度とされる50ミリ/時以上の大雨が発生しているエリアを、250メートル四方の単位で情報提供する。カーナビ側ではそれに該当するエリアを色分けして地図上に表示する。
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降雨量50ミリ/時以上のエリアが地図上でわかる


この情報は国土交通省から数値データの提供を受けて作成しているが、XバンドMPレーダーの情報を活用しているとのことで、ここ数年増えているゲリラ豪雨にも細かく対応できる。スマートフォン等を確認しなくても、カーナビの地図上で降雨エリアを確認できるのはありがたい。

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