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「SIMロック解除」を活用するメリットとデメリット(2ページ目)

SIMロック解除の義務化により、2015年5月1日から全キャリアで対応されることとなりましたが、メリットがある反面、知らないと活用できない制限やデメリットもあります。今回はSIMロックとは何か?という基本から、メリット・デメリットなどの注意点まで解説いたします。

庄司 恒雄

執筆者:庄司 恒雄

携帯電話・スマートフォンガイド

SIMロック解除の勘違いしやすいポイント

勘違いしやすいSIMロック解除

勘違いしやすいSIMロック解除


SIMロック解除の対応で最初に期待することは、今利用しているスマートフォンで他社のSIMカード(通信)が利用できるようになるということでしょう。

しかし、SIMロック解除は万能ではありません。上記の期待は間違ってはいませんが、全ての端末でできるわけではないのです。

端末本体が他キャリアの通信方式に対応している必要がある

実はNTTドコモやau、ソフトバンクなどの通信キャリアが提供する通信方式には、いくつかの種類があります。

  • NTTドコモ : LTE回線と3G(W-CDMA)回線
  • au : LTE回線と3G(CDMA2000)回線
  • ソフトバンク : LTE回線と3G(W-CDMA)回線

3社ともLTE回線を利用している点では共通していますが、3G回線ではNTTドコモ/ソフトバンクとauで方式が異なります。これらの方式の異なる通信を使うには、スマートフォンなどの本体が全ての通信方式に対応していないと使えません。

実は、現在販売されているスマートフォンは、かならずしも全ての通信方式には対応していません。つまり、NTTドコモ/ソフトバンクのスマートフォンとauのスマートフォンでは、SIMロックを解除しても、3G通信が使えない機種が出てきてしまいます。

また、3社とも対応しているLTE通信には、各社が利用している周波数(band)が別々に割り当てられており、非対応の周波数の通信は利用できません。繋がりやすさをアピールしている周波数帯での対応は各社異なるので、まったく同じような通信ができるとは限らないのです。

このようにまとめてみると、色々と考えることが多く面倒そうですが、LTE対応エリアが整備されている都市部などを中心にして使う場合は、そう大きなトラブルになるケースは少ないと思います。

LTE通信のエリア外などの地域で利用する場合は、上記のスマートフォンと利用するキャリア(通信事業者)の通信方式の対応を、まず確認してから移行や利用するようにしたほうが良いでしょう。

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