家計簿・家計管理/食費、水道光熱費、レジャー費など変動費の削減

ふるさと旅行券・プレミアム商品券の魅力とは?

アベノミクスの経済政策には株高以外にもたくさんの魅力があります。家計が幸せで豊かになり、かつ自治体や国が豊かになっていくことを目的とした「ふるさと旅行券」と「プレミアム商品券」の活用法をお伝えします。

二宮 清子

執筆者:二宮 清子

家計簿・家計管理ガイド

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半額で宿泊できる!話題のふるさと旅行券とは?

ふるさと旅行券の活用法

ふるさと旅行券の活用法

今、とっても話題になっている「ふるさと旅行券」をご存知でしょうか?

安倍政権の経済政策「アベノミクス」による、平成27年度予算で国が取り組む地方創生事業で、「地域住民生活等緊急支援のための交付金事業」のひとつで、地方の消費喚起や生活支援を目的とした取り組みです。

ふるさと旅行券・ふるさと割を利用すると、対象県の宿泊施設に半額で泊まれるというもので、残りの半額は国の予算で自治体が負担してくれるという家計にはとてもありがたい制度になっています。

「ふるさと旅行券」、どのように利用すればいい?

■まずは半額になるチケットをゲット!
まずは、この半額になるチケットを入手する必要があります。
そのチケットを入手する方法が大きく2つあります。

<その1>コンビニで購入する。(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート)
多くの自治体で5月から6月にかけてコンビニで発売されたもののほとんどが完売になりましたが、7月には北海道の「道産子旅券」、10月には熊本県の「熊本もてなす券」が発売されたりと、今後も各自治体で発売されるようです。

<その2>「楽天トラベル」「じゃらんネット」から半額クーポンをゲットしてそこから宿を予約する。コンビニでの販売は完売しましたが、「楽天トラベル」や「じゃらんネット」ではまだ半額クーポンが残っていますので大丈夫です。

■利用するにあたり、注意する点
いつ発行されたものを、どこで入手したのかで、以下の内容が変わってきます。また自治体によってもサービスの内容や条件が異なりますので、しっかり確認をすることが大事になります。

・予約の仕方
・支払い方法
・有効期限

今年の夏はこのふるさと旅行券を利用して、家族旅行や帰省、親孝行旅行などを計画されてはいかがでしょうか?

プレミアム商品券とは

更に、多くの自治体がプレミアム商品券を発売、又は発売を予定しています。その多くが12000円分の商品券が10000円で購入できるもの、13000円分の商品券が10000円で購入できるものと、20~30%割程のプレミアム率となっています。

過去にも平成21年以降、時々このプレミアム商品券は発行されてきましたが、プレミアム率は全体的に今回が一番高くなっているように感じます。

各自治体によって特徴は違います。誰でも購入できる自治体もあれば、住民だけという自治体もあります。例えば、宮崎県西米良村では西米良村在住の子育て世帯には13000円分の商品券を9000円で発売、つまり44%のプレミアム率がついたものも発売されます。

大型スーパーやデパートから地元商店街と利用できるお店が幅広く準備されていますので、普段の日用品やちょっとした贅沢以外にも、お歳暮、お中元、誕生日プレゼント、クリスマスプレゼントといった大切な人への贈り物といった使い方もいいのではないでしょうか?

ふるさと旅行券とプレミアム商品券を併用して使うとお得度満載ですね。

「ふるさと旅行券」「プレミアム商品券」の本当の魅力とは?

今回の「ふるさと旅行券」や「プレミアム商品券」というのは、地方の消費喚起という大きな目的があります。宿泊費が半額、20~30%のプレミアム率といったメリットを受取りながらも家計のお金を地域貢献に役に立てることができたらとても嬉しいですよね。

しかしこの「ふるさと旅行券」や「プレミアム商品券」は一見「税金のバラマキ」のように思えるかもしれません。「魚を与えるのではなく釣り方を教えよ」という格言があるように、地方にお金をばらまくより、地方でも稼ぎやすい仕組み作りのほうが確かに大切かもしれません。

しかし、国が決めた事を個人が変える事はできませんし、不平不満を言った所でなにも良い方には進みません。バラマキだろうと仕組み作りだろうと、本当に地方の活性化に繋がるかどうかは、自治体やお店、家庭といった、個々がこのチャンスをどう生かすかといった、それぞれの活用法によるのではないでしょうか?

私は家計管理という面から今回の「ふるさと旅行券」や「プレミアム商品券」といった政策を見ると、例えばふるさと旅行券は……

「両親を旅行に連れて行く」
「子どもに世界遺産を見せる」
「家族の想い出を作る」

といった普段は高額になりがちな旅行も、今回のような政策を利用することで実現可能になれば、とても良い経験や想い出を作ることができます。お金がかかることが理由で諦めていたならば、今回のような政策にのらないのはもったいないことです。

またプレミアム商品券も、食費や日用品、プチ贅沢といった「消費」や「浪費」に使うのではなく、「自己投資」といったスキルアップや将来の収入に繋がるモノに使えると「生きたお金」として役に立つのではないでしょうか?その為にも多くの加盟店が準備されていますので、有効に活用してください。

更に、自治体やお店側はこの政策に乗っかってやってきた人々をどう喜ばせるかで、未来が変わってくるのではないでしょうか?大切な税金を地方の活性化に本気で役立たせたいと思うならば、まずは「ふるさと旅行券」や「プレミアム商品券」の利用者を喜ばせ、「また来たい!」と思わせることから始まるのではないでしょうか。

このように、「お金は自分と周りを幸せに豊かにする為のひとつの道具」なので、この機会に自分と家族、そして地域の人々が喜ぶように役に立つように温かい気持ちでお金を使い、家計も商店も自治体も、そして国全体が幸せに豊かになるよう心から願っています。

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