出遅れ狙いで東証マザーズに注目!
出遅れ狙いで銘柄を選ぼう
ただ短期的には、信用評価損益率の売りと買いの差がピークに近づいているなど、やや過熱感を感じさせるところでもあります。日経平均株価はどこまで調整するのか?でも指摘しましたが、過去も両者の差が10%近くになると短期的な一旦の天井となってしまいました。強い上昇トレンドが続いているものの、この点は少し留意しておきたいところです。
このように、主力銘柄に関しては中期的にはまだまだ強気見通しで良いと思いますが、少し加熱感も気になるところです。そのような時に、主力株を高値で買えば、短期的に苦しくなる恐れもあります。そこで、あえて出遅れ銘柄を狙いたい方もいるのではないかと思います。その場合、東証マザーズの銘柄に注目してみては如何でしょうか? 日経平均や東証一部時価総額など、主力株の華々しい話題に隠れていますが、実は東証マザーズ指数も年初来高値を大きく上に抜けてきたところです。
東証マザーズのETF(ETN)やバイオ株に注目
今後、少し主力組がお休みとなって、東証マザーズが好調をキープできるとすれば、マザーズ・コア上場投信<1563>やNEXT NOTES 東証マザーズ ETN<2042>といった東証マザーズのETF(ETN)に注目できます。上記は東証マザーズ指数の2014年1月からの株価チャートですが、年初来高値を更新したといっても2014年の株価から考えると、まだ横ばいといったところで、上値余地はまだあると思います。
もう少しリスクがあってもハイリターンを狙いたいという向きにはバイオ株も面白いと思います。バイオ株は長らく相場の上昇やテーマから完全に外れており、すっかり取り残されてきました。上昇相場において出遅れ銘柄を買うと、そのまま置いてけぼりになるリスクもあいます。ただ、2014年も5月下旬から初夏に向けて、マザーズ指数が上昇した際には、不振を極めていたバイオ株が一斉に急騰したのでした。
そして今年も、2015年5月18日(月)の週は、そのような雰囲気が少しだけですが、久々に見られたような気がします。東証マザーズ指数が高値を抜いて来たタイミングでタカラバイオ<4974>が大きく値を上げ、少し間をあけてオンコセラピーサイエンス<4564>も噴き上げました。ナノキャリア<4571>など代表的な銘柄で動いていないものもありますが、もしも、バイオ株全体が上昇してくれば動き出してくると思います。
参考:日本株通信
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