今後のスマホ市場を占う2社の新機種
ASUSのZenFone 2
日本市場向けに2つのAndroidスマートフォンが同日に発表されました。ASUSのSIMフリー市場向けZenFone 2と、主に従来と同じく大手キャリア向けとなりそうなソニーモバイルのXperia Z4です。
Xperia Z4はAndroidとしても最上位となるモデルで、性能は高いが価格も高くなりそうな製品です。一方のZenFone 2もハイエンドモデルですが、価格がシビアなSIMフリー市場に対応できるコストパフォーマンスが高い製品です。
各機能はもちろんですが、異なる市場に向けた立場が違う2社の製品が2015年4月20日の同日発表されたことでも、この2モデルは注目が集まりました。どちらも日本の各市場では人気商品になるでしょうが、売上げの動向によっては今後の日本市場の流れと、両社の今後も左右する存在になるかもしれません。
課題となっているスマホの割高感
ソニーモバイルのXperia Z4は製品自体が発表されただけで、どこでいつ販売されるのかは未定です。従来と同じように、大手キャリアでの長期契約前提の割賦販売されるのは確実でしょう。
この場合、ドコモやソフトバンク、auが取り扱うことになるでしょう。これらのキャリアから販売されれば、ドコモの場合は発売から2年となり、割賦による支払いが終わるXperia Aといった旧機種からの買い換え需要にも答えられます。また、ハードウェアとしての機能だけでは無く、キャリアによる通信サービスの品質やサービスも含めて安心して使いたい方の需要に応えることも可能でしょう。
この場合、ドコモやソフトバンク、auが取り扱うことになるでしょう。これらのキャリアから販売されれば、ドコモの場合は発売から2年となり、割賦による支払いが終わるXperia Aといった旧機種からの買い換え需要にも答えられます。また、ハードウェアとしての機能だけでは無く、キャリアによる通信サービスの品質やサービスも含めて安心して使いたい方の需要に応えることも可能でしょう。
大手キャリアでスマートフォンを使う場合、プランにもよりますが、通信料金だけで月に7,000円程度の料金がかかります。端末の分割代金と含めると、毎月の支払い額は1万円程度になり、2年間の総額は20万円以上となることが多いです。スマートフォンは、この高額な総支払い額が課題となっています。各社はファミリー向けプラン等を提供していますが、根本的に支払料金を安くしたいユーザーの需要には完全に応えられていません。
そんな需要に応えられるのが、最近盛り上がりつつあるMVNO各社が提供するサービスです。使える機種やサービスには条件があり、ZenFone 2のようなSIMフリーで大手キャリアに縛られない製品で使うのが一般的です。このサービス自体は従来からありますが、2014年頃から参入企業が増え、対応機種も続々と登場し盛り上がりつつあります。SIMフリーが2015年5月より義務化されることで、さらなる盛り上がりも期待されています。
そんな需要に応えられるのが、最近盛り上がりつつあるMVNO各社が提供するサービスです。使える機種やサービスには条件があり、ZenFone 2のようなSIMフリーで大手キャリアに縛られない製品で使うのが一般的です。このサービス自体は従来からありますが、2014年頃から参入企業が増え、対応機種も続々と登場し盛り上がりつつあります。SIMフリーが2015年5月より義務化されることで、さらなる盛り上がりも期待されています。