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結婚一年目のスピード離婚によくある3つの原因とは

最近、結婚一年前後でのスピード離婚が増えています。好きで結婚したものの、いざ結婚してから「こんなはずじゃなかった」というパターンが多いようです。今回は、実際スピード離婚をする人の原因を探ってみました。原因を知り、自身の予防に役立てましょう。

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

結婚一年目での離婚率が高い原因とは

結婚一年目のスピード離婚によくある3原因とは

結婚一年目のスピード離婚によくある3原因とは

スピード離婚の原因は、さまざまありますが、相手のことをよく見ていない、お互いのことがよくわからないうちに結婚してしまい、いざ結婚してから、「こんなはずじゃなかった」というパターンが多いようです。では実際スピード離婚をする人の原因をみてみましょう。
   

1:10代や20歳前後の若い年齢に結婚をしてしまった場合

10代や20歳前後の若い年齢に結婚をしてしまったカップルの離婚率は多いです。夢と現実とのギャップがまだわからないうちに、まるで物語のように結婚してしまう場合です。物語では、お姫様は王子様と結婚したら、「めでたしめでたし」で終わりますが、現実はそういうわけにはいきません。

世間の厳しさや生活をしていく大変さを知らないために、好きだと思った恋人と、仕事、お金、子供、将来、については全く考えずに結婚をしてしまい、果てには生活が難しくなったり、生活で行き違いが起きてしまい離婚になるというカップルも多いのです。

「愛があれば何とかなるさ」と結婚してしまったものの、子供ができると、学校などを辞めなければならず、学歴がネックになり、思い描いていた就職もできないこともあります。親の援助などがなければ、お金が足りなくなって、結婚生活が続けられなくなることも。

そうなると、お互いだけでなく、子供にも悲しい思いをさせることになりますので、周りにいる大人たちも生活ができるかどうか、将来のことなど、真剣にアドバイスしてあげましょう。乗り越えて、幸せになっている夫婦もいらっしゃいます。
 

2:将来のビジョンを共有していない

結婚前にデートをしてたくさん会っていても、肝心な自分のビジョンを話していないことが多いようです。結婚した後の青写真のようなものですね。将来独立をしたい!こういう夢を持っている!実家に戻りたい!などという将来のビジョンをきちんと話しあい共有していないために、いざ結婚してみると、「こんなはずじゃなかった」ということが起きてきます。

それを防ぐために、一緒にビジョンのわかるものを作ってはどうでしょうか? ボードなどに、自分の夢やこういうことをしたいなどをイメージする写真や雑誌の切り抜きを貼ってみたりすると、知らなかった意外な一面が見えてくることでしょう。

最初から方向性がバッチリあっているというカップルはいないでしょうから、合っているところから少しずつ、お互いを認め合っていけばいいのです。それをする時のポイントは、「相手の夢ややりたいこと」を馬鹿にしたり、「できるわけがない」と決めつけないことです。一緒に夢を叶えていこうという姿勢が大事ですね。
 

3:結婚を焦ってしまったために相手をよく見なかった

この頃、多いのがこのタイプです。女子会などで、「誰でもいいから、一回結婚したい!!」などと騒いでいませんか? 女性の場合は、妊娠が気になると、35歳前後で結婚に焦ってしまい、相手のことをよく見ずに、よく知らないままに結婚をしてしまう人も少なくありません。特に、40歳が近くなると、「もう誰でもいい」となってしまう人も多いようです。「好き」という感情よりも、「年収や条件」が優位になってしまうのも特徴で、結婚相談所などに入っても、条件だけを見て、片っ端からお見合いしてしまいます。

そのために、相手をきちんと見ようとか、相手を知ろうとしないために、結婚後に暴力的な男性だったと判明したり、恋愛感情が無いままに結婚をしたために最初からとても冷えた夫婦生活となってしまうこともあるのです。この場合、愛が無いので、ちょっとしたトラブルも乗り越えることができません。相手の収入に惹かれて結婚をしたものの、結婚直後に相手から、実は借金があるから返済を手伝って、と告げられたり、などというパターンも少なくないのです。

もし、結婚に焦りを感じたら、もう一度、自分にとって、何が一番大事かを考えていただきたいと思います。愛情なのか?経済なのか?プライドなのか?名誉なのか? 時間がもったいないと思わずに、ここはじっくり考えてみてください。そうすれば、どういう相手を選べばよいかが見えてくるはずです。

またぜひ知っていていただきたいのは、たとえ離婚をしても、「離婚をすれば、お金がもらえる」わけではないということです。スピード離婚の場合は、婚姻期間が短いので、財産分与の対象となる財産の範囲がわかりにくく、慰謝料にしても婚姻期間が算定評価にほとんど含まれないため、相手の責任が明確なものでない限りは散々手間をかけて算定しても、結局、大した額にならなかったというような場合が多いです。

結婚は、一時のものではありません。ずっと一緒に歩いていきたい相手かをしっかり見極めてから結婚していただきたいと願っています。

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