より高音質のハイレゾ再生を望むならコレ
HELIX DSP PROの場合、10chのDSPを内蔵。入力は光デジタル端子が最大96kHz/24bitまで対応だが、同軸デジタルでは192kHz/24bitまで対応する。DSPの内部処理の動作は96kHz/24bitだから、96kHz/24bitのハイレゾ音源は、DSPによるデジタル補正を施してもネイティブ再生が可能だ。HELIX DSP PROにはパワーアンプが内蔵していないから、外付けのパワーアンプが必要だが、逆に考えれば好みのパワーアンプを選ぶ自由度が高いということ。たとえば、ヘリックス製品を製造しているオーディオテック・フィッシャー社ではブラックスという兄弟ブランドを持ち、Matrix MX4(72万0000円・税別)という超高級パワーアンプを販売しているが、このようなハイエンド機の組み合わせも可能なのだ。
純正システムの入れ替えが難しいクルマこそハイレゾ
またハイレゾプレーヤーも別途必要だが、デジタル出力を持つプレーヤーならオーディソンのbit Play HDでもいいし、ポータブルプレーヤーでもいい。光/同軸の両方の入力に対応しているのも自由度が高い。ケンウッドの新しい彩速ナビ「タイプZ」を導入するのに比べるとコストは割高になるが、現時点でもクルマの中でハイレゾ音源をネイティブ再生しようと考えたらできないわけではない。とくに、純正オーディオの音が酷いのでどうにかしたいが、純正システムの入れ替えが難しいクルマにお乗りの方は、一気にハイレゾ・システムの導入を検討してみてはいかがだろう。
・ケンウッド・カーナビゲーション
・カロッツェリア ・三菱電機 車載用ダイヤトーン
・ヘリックス製品を取り扱うエムズラインのサイト
・オーディソン製品を取り扱うアルファのサイト