ハートで恋愛してますか?
自分磨きとは、素顔を美しくするケアのようなもの。ファンデーションで素肌を隠して美しく見せる「演出」ではないのです。
結果として以前よりモテるようになる可能性はありますが、「愛される自分になる」ことを目的にしていたら、相手好みの女性になるばかりで自分らしさを見失ってしまいます。
「もっとがんばれば愛される」という考えは「今の自分では愛されない」現状を否定しているのと同じ。
「本来の自分」から遠ざかる努力をしていたら、自分らしい恋愛ができなくなるばかり。それでは好きな人と心地よい関係を築くことは難しいでしょう。
自分磨きは、他人のためでもなければ、特定の誰か(あるいは不特定多数の他人)に愛されるためでもありません。あなたが自分磨きをしようとしまいと、他人は何も困らないのです。
きちんと自分軸で自分磨きをしていても、陥りやすい恋の罠はあります。
それは、努力が裏目にでてしまうこと。
「こんなに頑張ってる私とあなたじゃ釣り合わない」
「私ばかり頑張って、あなたは何も努力しないのはずるい」
あなたの努力は素晴らしいですが、他人に対し同等の努力を要求する権利はありません。ましてや努力量や成果を比べるものでもありません。
自分に自信をつけるためツールとして自分磨きは非常に有効なものですが、その努力が逆に傲慢さを生んでしまっては逆効果。頑張るほど魅力が目減りしてしまいます。
恋愛は心でするもの。頭であれこれ計算したり比較したりしても、心の動きまでは制御できません。どんな恋愛も、頭より心が先。恋愛においては「ただの男と女」に成り下がるほうが、ふたりの関係はうまくいくのです。
魅せるための肉体になる努力よりも、上手に心を裸にできることが大事なのです。
弱い自分、他人より劣る(と思い込んでいる)自分もさらけ出せる関係はとても心地よく、ふたりの結びつきも深くなります。自分磨きによって「魅力的に見せる」鎧をまとっているうちは、うわべだけの関係から発展することは困難でしょう。
あなたが勝手にまとっている鎧を、他人に脱がせてもらおうと求めるのは甘えです。みずから脱いで「等身大の自分」を見せてこそ、いい恋愛ができるのです。自分磨きに精を出しても恋愛がうまくいかないときは、その努力が逆にあなたらしさを殺してはいないか、見つめ直してみましょうね。
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