牛乳は夜飲もう

骨の形成にはもう1つ重要なものがあります。それは「成長ホルモン」です。成長ホルモンは子どもたちの身体を大きくするために必要なホルモンとして知られています。昔から「寝る子は育つ」と言いますが、その言葉通り、成長ホルモンは夜間に分泌が多くなります。もちろん、成人になった後も、成長ホルモンを分泌して骨の形成を行っています。すなわち、骨の破壊と形成は夜間が活発です。

この説明でピン!ときた人もいると思います。骨を作るのに必要な成長ホルモンの分泌が夜間に多いなら、骨の材料であるカルシウムも夜間に摂るのが理想的。成長ホルモンは睡眠に入って1時間半後くらいから出てくるとされています。だから牛乳は、夕食など寝る前の時間帯に飲むのが◎なのです。

古い映画ですが「ローマの休日」でオードリー・ヘップバーン演じるアン王女がホットミルクを飲んで就寝するシーンがありました。また、日本には銭湯で湯上りに片手を腰に当てて牛乳を飲む、などというオツな習慣もあります。これらはどちらも、非常に理にかなっていたというわけです。

夜の牛乳はカロリーが気になる、という方は、味は落ちますがスキムミルクがオススメ。また、牛乳は苦手と言う人はヨーグルトでもOKです。

骨粗しょう症の予防は骨量を減らさないことが大切。そのためには1日でも早く予防を始めることが大切です。中高年はもとより、20代、30代の人たちも「まだ先のことだから大丈夫」と思わず、今日から「夜の牛乳」で骨粗しょう症予防を始めましょう。

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