全国トップ3の人気を誇る日本を代表する水族館「名古屋港水族館」
全国屈指のスケールと人気を誇る名古屋港水族館。年間入場者数は約200万人で、1位・沖縄美ら海水族館、2位・海遊館(大阪)に続く全国3位。このトップ3は長らく不動で、まさしく日本を代表する水族館といえます。 人気の理由は- 巨大水槽の圧倒的スケール
- シャチやイルカをはじめ迫力ある大型生物が豊富
- 名古屋駅から30分以内と都市部に近い
<目次>
- 圧倒的スケール!主役たちに会える北館
- 日本最大のスケールのメインプール
- 南館の目玉!マイワシのトルネード&ペンギン水槽
- アザラシやペンギンのごはんタイム、クラゲに癒される新施設
- イベントスケジュールをチェック!混雑回避のコツ
- ランチはココで!館内や周辺のお食事処
- 地下鉄乗車券や共通券などを利用すればおトクに
- お土産にはオリジナルグッズがおすすめ
- 営業時間や定休日、入館料、アクセス
圧倒的スケールの北館 シャチ、ベルーガ、イルカがいきなり目の前に!
名古屋港水族館は北館と南館の2館で構成されます。入口にあたる北館はシャチ、イルカ、ベルーガ(シロイルカ)といったクジラの仲間に特化した施設。館内に入ると、右にシャチ、正面にイルカ、そして左にはベルーガが泳ぐ水槽が。いきなり主役クラスをどーん!と見せつけられることで、スゴさと迫力が強烈に印象づけられます。
続く水中観察窓でも、イルカの姿を心ゆくまで眺めることができます。ここは彼らがパフォーマンスを披露するメインプールを下から観られるスペース。つまり、空中へジャンプする時などの水中での動きを見ることができるのです。縦4m・幅29mの巨大ガラス窓の前はゆるやかな階段状になっていて、腰を下ろしてくつろげます。
個人的には、最初はグッと我慢して水中観察窓をあえてスルーし、ひと通り見学した後、腰を下ろしての~んびりするのをオススメします。パフォーマンスを観た後だと、水中での動きにより興味がそそられますし、広い館内を一周して歩き疲れた後のちょうどよいひと休みにもなる上、イルカの優雅な泳ぎっぷりによる癒し効果も高まるからです。
日本最大のスケール!ド迫力のメインプール
3階に上がったら、外へ出てメインプールのスタンドへ。このプールがもう度胆を抜かれるデカさ! 水量は1万3400トンと、沖縄美ら海水族館のジンベイザメの水槽7500トンを2倍近くも引き離すダントツの日本一です。長さ60m・幅30m・最大水深12mはもちろん日本最大。さらにイルカたちの水中の動きを映し出す巨大スクリーン、そしてオープンエアのプールに臨む3000人収容の屋根付きスタンド。まるでスポーツスタジアムのようで胸が高鳴ります。
パフォーマンスは基本的に平日3回・休日4回。約20分ずつイルカたちが、広大なプールを生き生きと泳ぎ回り、ダイナミックにジャンプします。
メインプールの隣にはベルーガプールが。北極をモチーフとした空間で生活するベルーガは人なつっこく愛嬌たっぷり。ここでも毎日3回、トレーニングの様子を公開しているので、時間を合わせて見学すればより豊かな表情や仕草を見られます。
南館の目玉 マイワシのトルネード&ペンギン水槽
南館は2階→3階→1階の順番で回るのがスムーズです。一番のハイライトは黒潮大水槽での「マイワシのトルネード」(竜巻)。約3万5000匹のマイワシがまるでひとつの生き物のように泳ぎ回り、音と光の演出によって幻想的なショーを観ているかのようです。
3階の「ペンギン水槽」も大人気のスポット。南極の環境を可能な限り再現した中で約150羽以上が生活する空間は、これまた日本トップクラスの規模。気温はマイナス2度、水温は6度に設定されている。この環境の中で、ペンギンたちは氷原の上でぽ~っと立ち尽くしていたり、水中をロケットのように泳ぎ回ったり。その自由きままな姿を見ていると時がたつのも忘れてしまいそう。水槽に面して階段状のベンチもあるので、腰をすえて好きなだけ眺めていられます。国内ではここと和歌山県のアドベンチャーワールドでしか見られない、ペンギン類の中で最も大きなエンペラーペンギンが6羽もいるのも見逃せません。
生きたサンゴを飼育展示するライブコーラル水槽。黒いスジ模様が3本のミスジリュウキュウスズメダイが約300匹、その中に1匹だけスジ模様が4本のヨスジリュウキュウスズメダイがいるので、見つけられたらラッキー!つけられたらラッキー!
アザラシやペンギンのごはんタイム、クラゲに癒される新施設
新しい見どころも紹介しましょう。2017年7月に新設されたのが「しおかぜ広場」。海に面した屋外施設で、ごまちゃんデッキでのゴマアザラシのエサやり、ペンギンたちのお散歩を観られます。2018年7月には「くらげなごりうむ」が南館1階にオープン。クラゲたちがライトに照らされて七色に変化し、さらに水槽が万華鏡のようになっていて、ゆらゆらと水中を漂うくらげたちの世界に吸い込まれそうになります。
同館は開館当時からウミガメの飼育・研究で世界をリードする存在で、2019年3月には「ウミガメ回遊水槽」がリニューアルオープン予定。こちらも大いに楽しみです。
イベントスケジュールをチェックしスムーズに!混雑回避のコツ
週末や行楽シーズンなど込み合う日も多い名古屋港水族館。スムーズに見学できるコツなどを紹介します。まずはイルカのパフォーマンスやマイワシのトルネードなど、時間や回数が定められている催しを事前にチェック。入口にスケジュール表が無料配布されていますし、Webサイトでも紹介されているので、これを見てスケジュールを組み立てます。最もお客さんが集中するのはイルカのパフォーマンスなので、その時間帯を南館の見学にあてると混雑を避けられます。
夏休みやGWの繁忙期はコンビニで事前に入館券を購入しておくのも効果的。入館券売り場の行列を回避することができます。
ランチはココで!館内や周辺のお食事処
飲食施設は館内に2つ。「レストラン・アリバダ」は名古屋めしをはじめ洋食から和食までメニュー豊富で落ち着いた雰囲気、「軽食コーナー・トータス」はハンバーガーやスパゲティなどが取りそろえられています。再入場も可能なので、隣のJETTYを利用することも可能です。地下鉄乗車券や共通券などを利用すればおトクに
割引を受けられるのは名古屋市営地下鉄の1日乗車券またはドニチエコきっぷの利用。提示すれば大人2000円→1800円、小中学生1000円→800円、幼児500円→400円に。水族館以外にもあちこち巡りたい人は、こちらの購入をお薦めします。名古屋港界隈でたっぷり楽しむなら共通券がお得。周辺の名古屋港ポートビル展望室、同ビル内・海洋博物館、南極観測船ふじ(3館各300円)と合わせて大人2400円、小中学生1200円、幼児500円と割安になります。
また、GWと夏休み期間は夜間営業もあり、夕方5時以降の入館は割安に(大人1600円、小中学生800円、幼児400円)。ひと味違った夜の水族館を楽しみたいという人は、この時季と時間帯を狙うのもいいでしょう。
お土産にはオリジナルグッズがおすすめ
名古屋港水族館ではオリジナルグッズも充実。ぬいぐるみのリアルシリーズは飼育員が監修し、細部までこだわっています。写真はシャチ♀2980円他、オリジナルパッケージのクッピーラムネ、ういろ、シェ・シバタ塩キャラメルクランチなど。巨大なプールや水槽などの圧倒的なスケール感は誰しもが楽しめ、最高峰の実績を誇るウミガメ繁殖、趣向を凝らした演出や展示法は熱心な水族館ファンのマニア魂を刺激する。デカい上に深い、そんな海のような魅力こそが、国内トップ3に君臨する名古屋港水族館の人気の秘密なのです。
<DATA>
●名古屋港水族館
住所:名古屋市港区港町1-3
アクセス:地下鉄名古屋港駅より徒歩5分(名古屋駅より約30分)、車の場合は伊勢湾岸道・名港中央ICより約20分
TEL052-654-7080
営業時間:9:30~17:30(冬期17:00まで、GWと夏休み期間は20:00まで)
定休日:月曜(祝日の場合は翌日休)※GW、7~9月、春・冬休み期間中の月曜は開館、冬期に臨時休業あり
料金:大人2000円、小中学生1000円、幼児(4才以上)500円
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