格安SIMでできること
格安SIMには、大きく分けてドコモ系SIMとau系SIMがあります。■ドコモ系SIM
現在、もっとも多く提供されているのが、ドコモ系ネットワークを利用したSIMカードです。日本通信(b-モバイル)、OCN、IIJなど、多くの企業が提供をしています。
ドコモで販売されたスマートフォンで利用できるほか、ドコモの通信ネットワークに対応したSIMフリースマートフォンで利用できます。
- ドコモスマホ+格安SIM
- SIMフリースマホ+格安SIM
■au系SIM
もう1つが、au系のスマートフォンとau系ネットワークを利用したSIMカードです。Mineo、UQモバイルなどが提供しています。
最近のauスマートフォンで利用できるほか、ドコモネットワークに対応したSIMフリースマートフォンで利用できます。
- auスマホ+格安SIM
- ドコモスマホ(SIMロック解除が必要)
- SIMフリースマホ+格安SIM
SIMカードの種類
SIMカードには、3つのサイズがあります。- 標準SIM
- microSIM
- nanoSIM
標準SIM >microSIM >nanoSIM の順にカードサイズは小さくなります。カードのサイズは異なりますが、どのサイズでもSIMアダプタを使うことで同じスマートフォンで利用することができます。
一番小さなnanoSIMを選択すれば、SIMアダプタで、どのサイズのSIMのスマートフォンにも利用できます。
ただ、アダプタを使って利用した場合、SIMカードの出し入れの際に、本体のSIMスロットやSIMカードを傷つけてしまったり、SIMカードがスロットの中でひっかかってしまたりする可能性もあります。できればスマートフォンのSIMスロットサイズに合わせたSIMカードの購入、利用をお勧めします。
通信プランの種類 (2015年3月現在)
通信プランは、データ通信、音声通信など、単体のプランで契約することも、組み合わせて契約することもできます。■データプラン
インターネット利用などデータ通信に特化したプランです。月に利用する通信量に応じて料金が設定されています。現在では、月1~3GBで、1,000円未満のプランが主流となっています。
■SMSオプション
SMS(ショートメッセージが利用できるオプションです。
月150円前後の追加料金が主流です。
SMSオプションを付けるメリットは、
- LINEなどSMS認証や承認を利用するサービスが使いやすい
- アンテナ表示(アンテナピクト)が表示できる
- バッテリ消費を抑えたりできる
- GPSやWi-Fiだけでなく基地局の位置情報を利用することができる
■音声プラン
音声通話、いわゆる電話ができるプランです。データプランに月1,000円前後追加料金で利用できるほか、通話専用プランで使い放題の低速なデータプランを付属したプランもあります。
ただ、NTTドコモやauなどのMNOキャリアと異なり、無料通話分の割引や音声定額といったプランはありません。電話をかければ、使った分の料金が課金されます。通話料金は、どのサービスも、20円/30秒くらいが主流となっています。
■大容量プラン
最近、もっとデータ通信を使いたいという人向けに増えてきているプランです。
月に利用できる通信量が、3GB、5GB、7GB、10GBなど、大容量データにあわせて料金が設定されています。
また、IIJやHi-ho、BIGLOBEなどでは、月7GB~10GB、2,600~3,800円くらいで、SIMカードが1枚から3枚まで利用できるプランがあります。
家族で利用したり、複数のスマートフォンやタブレットを利用する人にとっては、1回線の料金で3つの機器が使える便利なプランとなっています。
■テザリング
MVNOの格安SIMでもテザリングに対応したSIMカードはあります。ただ、NTTドコモで販売されているスマートフォンは、テザリング時にNTTドコモ専用のAPNに接続されるようになっているので、テザリング機能は利用できません。
SIMフリースマートフォンであれば、テザリングに対応したSIMカードで利用できます。