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今どきのキャンピングカー事情を探る 注目モデルは?(2ページ目)

ブームから定着へ。キャンピングカーを道の駅やサービスエリアなどでよく見かけるようになったのは、さまざまなサイズや価格帯など、多彩なモデルが登場することでユーザーの年齢層などが幅広くなっているためで着実に裾野が広がっている。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

普段使いしやすいミニバン・ベースも人気

キャンピングカー

「TUMCAM NOAHときめき」は東海特装車が仕立てたモデル。http://tum.www.tns.ne.jp/news/news.html


さて、購入できるキャンピングカーとして、最近人気なのがミニバンを車中泊仕様に仕立てたモデルで、キッチンやコンロなどの「8ナンバー(特殊用途自動車)」取得要件を満たしていないものの、荷物を積んだり車内で寝られたりすれば十分というニーズに対応するタイプ。
キャンピングカー

「TUMCAM NOAHときめき」は2人までの就寝に対応したモデルだが、ミニバンをポップアップルーフ化して4人くらいまでの就寝が可能なモデルも人気になっている


東海特装車が架装し、トヨタ販売店で受注販売している「TUMCAM NOAHときめき」は、簡単な操作でソファをベッドに展開できる2人向けの仕様で、通常走行時は4人、就寝時は大人2人が寝られる。ベッド、LED照明、キャビネット、折りたたみテーブル、インバーターAC 100V、フロアマットを標準装備している。なお、車両価格は別なのでベースの仕様などにより異なる。ノアだけでなくヴォクシー、エスクファイアにも対応する。

根強いバンコン人気

キャンピングカー

ビークルがリリースする「ハウベル」。http://vehicleweb.co.jp/


現在のキャンピングカー市場で最も人気なのが、トヨタ・ハイエースや日産NV350キャラバンなどの商用バンをキャンピングカーに仕立てた「バンコン(バンコンバージョンの略)」で、キャンピングカーの王道である8ナンバー仕様のほか、8ナンバー以外の4ナンバーなどの仕様も人気がある。

埼玉のビークルが販売している「ハウベル」は、ハイエース・ロングがベースで、ボディ幅は取り回しのしやすさに考慮して1695mmの標準仕様になっているが、全高2240mmのハイルーフ仕様を架装することで、ゆとりのある室内高を実現している。

キャンピングカー

ビークルの「ハウベル」は、大人2人はもちろん、小さな子どもがいる家族でも狭さを感じさせないゆったりとしたスペースが魅力。


同社では8ナンバーにこだわっているため、キッチンや給排水タンク、カセットコンロなどを装備し、価格は361万3800円~451万7000円。女性でも楽にできるベッドメイクや取りはずし式リヤベッドマットなどが特徴だ。

次ページは、多彩な軽キャンパーに注目
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