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美術館からアパートまで、京都を現代美術がジャック!

現代美術は難しい?理屈はおいといて、現場に出てみませんか。「こうやって鑑賞したらいいのか」と気が付くと、難しいこともなんとなく面白く感じるようになるでしょう。

藤田 千彩

執筆者:藤田 千彩

アートガイド

現代美術は会議室で語られるものではありません。現場が大切!ということで、今日は京都で2015年5月10日まで開催中の「PARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015」に来てみました。実際の会場をまわりながら、現代美術の楽しみ方をご紹介しましょう。


PARASOPHIAって何?

PARASOPHIA京都市美術館会場入口

PARASOPHIA京都市美術館会場入口


 
京都市美術館、京都府文化博物館別館などを会場に、京都で初めて行われる大規模な現代美術の国際展です。難しいと思われがちな現代美術作品が街のあちこちに展示されています。「PARASOPHIA」を通して、普段の景色が違って見えるかもしれないし、気付かなかった自分の意識に気付くかもしれません。

では、実際の会場をまわりながら、PARASOPHIAの楽しみ方、現代美術の味わい方を紹介します。


空間を楽しむ

倉智敬子+高橋悟《装飾と犯罪―Sense/Common》2015

倉智敬子+高橋悟《装飾と犯罪―Sense/Common》2015


 
メイン会場のひとつ、京都市美術館。ここには34作家の作品があり、美術用語で「インスタレーション」と呼ばれる部屋の空間がひとつの作品のようになっているものがいくつかあります。この「インスタレーション」は、置かれた物やなぜここに置いたのかということに意味をもっています。また、部屋の空間全体も作品なので、体をなるべく引いて全体を眺めてみましょう。

例えば右の写真にあるように、真っ白い部屋には柵のような檻のようなものがあり、ビーズクッションや石のようなものも置かれています。靴カバーをしてこの中に入るため、横たわってもOK。何をあなたは感じるでしょうか?私は「こんなにまっ白い部屋にしたのはなぜだろう」と考えてしまいました。


これは何?と考える

京都市街地から北西へ。
堀川団地undefined外観

堀川団地 外観


 
笹本晃《ラストコール、誤りハッピーアワー》2015

笹本晃《ラストコール、誤りハッピーアワー》2015


 
堀川団地というアパートメントに移動しました。小さな商店が並び、昭和のにおいも感じられる不思議な場所。ここで見ることができる3作家の作品は、どれもユニークです。



中でも笹本晃の映像作品を見るためには、くりぬかれた床の中?下?をのぞきこむようにしなくてはいけません。穴に落ちないように注意!どうしてこういう見せ方をしたのでしょう?そして映っている映像の意味は?これは何?と考えることも、現代美術の鑑賞法のひとつ。その答えはひとつではないので、あれやこれやと違う答えが浮かんで当然なのです。

 

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