トースターのトレンド
主食のひとつとしてパンが定着している日本の家庭には、炊飯器と同様にトースターが広く普及しています。トースターには、食パンが飛び出してくる「ポップアップ」と、箱型の「オーブントースター」があります。ポップアップは海外メーカーの製品も多くありますが、オーブントースターは国内メーカーの製品が大半です。新製品が発表される頻度や店頭に並ぶ製品を見ると、オーブントースターの製品数が多く、主流となっていると言えますが、キッチンや食卓のアクセサリーとしてデザイン性の高いポップアップ式も根強い人気があります。また、温かいサンドイッチを作るマシン「ホットサンドメーカー」もあります。ホットサンド以外にも、ワッフル・焼きドーナツなどいろいろ作れるということで、お子さんのいるご家庭などに人気です。価格は、2015年にバルミューダが手がけた高性能モデルが、高額ながら大ヒットした影響を受け、各メーカーから続々と高性能モデルが登場した結果、千円台から2万円代と価格帯が広がり、1万円代の製品が増えつつあります。
では、トースターの基本構造と長所・短所などを整理しつつ、選ぶ時のチェックポイントをご紹介します。
ポップアップトースター
食パンを垂直に入れるタイプ。レバーを下げるとパンが下がり、両側のヒーターにより焼かれ、焼きあがると上に飛び出してくることから「ポップアップ」と呼ばれている。消費電力量は800W程度。【長所】
- パンとヒーターが近いので一気に焼き上げられる
- 庫内が狭いのでパンの水分が蒸発しにくいため、ふっくら焼きあがる
- コンパクトで省スペースに設置できる
- デザインが楽しめる製品が多い
- 焼き色が目視で確認できない
- 構造上厚みがあるモノは入らないので、基本的には食パンのみ。
■パンの厚さ
何枚切りまで対応できるか?両サイドから食パンを挟んで焼くため、薄いのは対応可能だが、スリット幅に限りがあるので厚さは限界がある。5枚切りくらいまで対応できるのが一般的。
■焼き加減
どの製品も焼き時間の長さを変えれば調整できるが、「1・2・3…」のように何段階かで調整できたり、「うすめ・こいめ」など焦げ具合を選択するタイプもあり。また、ダイヤル式・デジタル式など、操作性の確認も!
■冷凍パン対応
冷凍保存していた食パンを焼くモード。食パンを冷凍して保存する人も多いため登場した機能。常温の食パンとは違う焼き方にすることで、おいしく焼き上がる。
■パンウォーマー
スリット上にパンを置く台を取り付け、スリットに入らないクロワッサンやベーグルなどを温める機能。別部品として取り付けるタイプや、スリット脇などから引き出せるタイプなどいろいろ。
■お手入れ
庫内に残るパンくずをどのように捨てるか?底にパンくずを受けるトレイがあるものが多いが、その引き出しやすさなどもチェック。
【参考製品】
■スタンダードモデル:T-fal
【送料無料】ティファール ポップアップトースター ウルトラミニ ソリッドレッド TT2115JP [TT2115JP]
■パンウォーマー付き:デロンギ
デロンギ トゥルー ポップアップトースター TTP220J−WH <ホワイト>
■クラシックデザイン:デロンギ
【送料無料】 デロンギ ポップアップトースター(10~4枚切・2枚) CTO2003J-B
■モダンデザイン:デロンギ
【送料無料】デロンギポップアップト−スター(10~5枚切・2枚) TTM020J-WH ココナッツ [TTM020WH]