肩こり

すぐにチェック! スマホ依存症で体が硬くなる!?

スマホを忘れた日は不安で仕方ない! というほど、スマホが絶対的な存在になっている人は珍しくありません。スマホを使う時間が長いと、簡単なポーズがとれないほど、体が硬くなってしまうことも。さっそくチェックしてみましょう!

檜垣 暁子

執筆者:檜垣 暁子

カイロプラクティック理学士 / 肩こり・腰痛ガイド

スマホが無いと不安になる……という人はスマホ依存症?

スマホをいじりながら食事をとる、なんていうことはありませんか?

スマホをいじりながら食事をとる、なんていうことはありませんか?

「スマホ依存症」という言葉をご存じでしょうか? 通勤電車の中や街を歩いていても、周りを見渡すとスマートフォン(スマホ)を手にしている人が目につきます。それだけ普及しているスマホですが、スマホにまつわる異常事態が起きています。

それは、「スマホが無ければ不安で仕方ない」「何をするにもついスマホを手にしてしまう」「スマホが使えなくなると孤独感を感じる」「他人との会話中でもスマホが気になる」といったスマホ依存症という状態に陥っている人が多いということです。

スマホの使い過ぎで体が硬くなる!?

スマホは確かに便利なもので、仕事のツールとしても使用できたり、普段なかなか会えない知人とつながるSNSを利用する際にも助かるアイテムだったりするのですが、スマホを操作する時間が長くなったり、頻繁になったりすることで、体にも良くない変化がみられるケースが多々あります。 といっても、スマホをどれくらい頻繁に使用しているか、果たして依存しているのかということは、自分自身ではわからない場合もあります。スマホを使用する際の特徴として、スマホ操作の姿勢、指、腕の繰り返される酷使、自律神経系の乱れ、といった影響から、ある簡単なポーズがとれなくなってしまうことが考えられます。

スマホ依存症の人は疲労がたまりやすい

頻繁にスマホを使用すると体の疲労回復に影響をおよぼすことも

頻繁にスマホを使用すると体の疲労回復に影響をおよぼすことも

スマホ依存症に陥っている人の身体は疲労しやすい状態であると予想されます。1日中、スマホからの刺激が入り続けるため、疲労を回復させることが難しくなっている可能性があるためです。

その時、異常を生じやすいのは肩周りと腕です。本来、肩関節は大きな可動域をもっているのですが、スマホ依存症に陥っている場合、その可動域が制限されてやすくなります。そして、腕もすぐに疲れてしまい、筋肉の血流が滞りがちに。次のポーズを試みて、出来ない、もしくは硬くてあまり動かせない、とった場合は要注意です。

さらに、その次のチェックリストで、5つ以上当てはまる人は、スマホ依存症である可能性が高いと言えそうです。少しずつ、スマホの触る時間を減らす様に調整してみましょう。

こんなポーズがとれますか?

スマホ依存症に陥るほど、スマホ生活にどっぷり浸かっていると、背中や肩周り、腕の筋肉がガチガチに硬くなり、思うように腕が動かせなくなる場合があります。次のポーズをとってみましょう。左右差や動かしにくさを感じた場合は要注意! スマホ使用が体に悪影響を及ぼしている可能性があります。

体の痛みや動かしにくさがある場合も要注意!

体の痛みや動かしにくさがある場合も要注意!

1.  右手を上から背中に回してみましょう。左手は下から背中へ回します。手を繋ぐことはできますか? 手を繋ぐことができたら10秒間そのままキープしてみます。肩周りや腕の筋肉が張っていると、繋いだ手が途中で離れてしまいます。





手を繋ぐことができた場合も硬さの左右差をみてみましょう

手を繋ぐことができた場合も硬さの左右差をみてみましょう

2. 反対側も同様に試してみましょう。写真のように離れてしまったらNGです。肘の先端がしっかり天井方向を向くでしょうか?

 

肩周りの硬さが強い人は、このポーズ自体もきつく感じます

肩周りの硬さが強い人は、このポーズ自体もきつく感じます

3. 写真のように右肘を天井方向へ向けて、左手を添えます

 

痛みの出る場合は、無理をしないようにしましょう

痛みの出る場合は、無理をしないようにしましょう

4. 添えた左手を内側へ引き、右肘を頭の後ろ側へ近づけるようにします。この時、右肘の位置が、右肩よりも内側に入ればOK。硬さが強い場合は、内側へ入りません。

反対側も試してみましょう。




■スマホ依存症チェックリスト

5つ以上当てはまる人は、スマホがかなり大きな存在となっている可能性が高いです。依存傾向がみられるので、メンタル・体調を損なわないよう注意が必要です。

□ 朝、目覚めたら、まずスマホをチェック
□ 最新ニュースが気になり、スマホで度々確認する
□ お気に入りのアプリがあり、手が空けば使いたくなる
□ 歩きながらスマホをいじっている
□ スマホの充電残量が少ないと不安になってしまう
□ スマホの充電を補えるように常に準備している
□ スマホを忘れた日は、気持ちが落ち着かない
□ スマホを忘れた日は、何かと不便で仕方がない
□ スマホがお財布替わりである
□ 食事はスマホがお相手のようなものである
□ 人と一緒にいても、常にスマホが気になってしまう
□ トイレやお風呂にもスマホを持ち込む
□ 就寝時もスマホを見ながら眠りにつく
□ 手が空いている時は、たいていスマホをいじっている
□ スマホを使用していて、気付いたらかなり時間が経過していることが多い

最初は当てはまる項目が少なくても、スマホ依存度が日ごとに増していくと、当てはまる項目も増える可能性があります。時々チェックして、依存度が増さないように注意しましょう。


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