清澄白河のランドマーク「清州寮」をリノベーション

gift_lab GARAGE LOUNGE&EXHIBIT

gift_lab GARAGE LOUNGE&EXHIBITの外観


2015年2月、清澄白河駅前のランドマーク的建築である「清州寮」の1階102号室に、遠くまでつながりの糸が伸びるカフェ&アートギャラリーがグランドオープンしました。

清洲橋通りに面した清州寮は1933年(昭和8年)竣工、築80年以上の歴史を持つ4階建ての集合住宅。深川一帯は第二次世界大戦の東京大空襲で壊滅しましたが、頑丈な鉄骨鉄筋コンクリート造の清州寮は激しい戦火をしのいだのです。

現在も補修を繰り返しながら維持されている古い建物の佇まいに魅力を感じ、2014年に恵比寿から移転してきたのがクリエイティブユニットgift_(ギフト)。元はガレージだった100平米の広い空間をセルフリノベーションし、奥はデザイン事務所、通りに面したスペースをガラス張りのカフェ&ギャラリーに生まれ変わらせました。


新潟のカフェ&ドミトリー「山ノ家」と連携して

もとはガレージでした。

清洲橋通りに面した「清州寮」1階の空間、もとはガレージでした。


gift_は後藤寿和さんと池田史子さんが2005年に設立したユニット。恵比寿でギャラリー&ショップ「gift_lab」を運営しながら、空間・家具デザイン、アートプロジェクトの企画制作などを手がけてきました。

清澄白河に新しく造ったカフェの魅力のひとつは、gift_が2012年に立ち上げた新潟県十日町市のカフェ&ドミトリー「山ノ家」との連携が生みだす豊かな食材の数々。越後妻有(えちごつまり)と呼ばれるこの一帯は、旨みたっぷりの魚沼産コヒシカリが作られ、野菜やブランド豚「越後妻有ポーク」が育てられているのです。


ダブルローカルという新しい暮らしかたを提案

EXHIBITIONの余韻が漂う一角

EXHIBITIONの余韻が漂う一角


gift_は東京だけでなく、「山ノ家」も自分たちの活動拠点としています。東京と新潟のどちらかを主役にすえるのではなく、双方を自分の地元ととらえる「ダブルローカル」「ダブルプレイス」というスタイルを提唱。都市と里山をシームレスに行き来する新しい移住のかたちの可能性を示した山ノ家プロジェクトは、地方や私たちの暮らしかたに希望をもたらす取り組みとして共感を集め、2013年にロハスデザイン大賞を受賞しています。

それでは次ページでGARAGEの今冬のメニューと、店内で楽しめる現在の展示をご紹介しましょう。