最近は、ネットに情報が溢れている事もあり、スマホ片手に「これ貸りたい」という人も沢山います。しかし、実際物件をみて決めても、大切な部分を見落として、失敗している人も多いのです。入居してから「こんなはずじゃなかった」……とならないように、今回は『失敗しない物件選び プロが実践する見学時裏ワザ10』と題しまして、ちょっと意外なチェックポイントを伝授いたします。

物件に着くまでに、通勤・通学時の状況を確認しよう

駅から「徒歩○分」。これには「徒歩1分=80m」という基準で広告する事が、宅建業法で決められています。従って、物件までのルートが坂道であろうが、信号がいくつあろが、開かずの踏切があろうが、「400mなら、400÷80=5分」と記載する事が認められているのです。従って、同じ5分でも実際に歩いてみると、とても5分では着かないという事もあります。

また、「駅から5分」という定義は「駅の最寄改札から5分」で計算して良い事にもなっています。改札くぐっても、「○○線のホームを通らないと辿りつけない」「改札からホームまでは階段で急」「朝は改札前が混雑して通り抜けるのに時間がかかる」「学校が近く、特定の時間に学生で大混雑する」等、意外な落とし穴もあるので注意しましょう。

  • 【裏技1】 ルート検索ソフトを使って時間検索
最近では、google mapやNAVITIMEなどのルート検索マップ等も便利です。これらのアプリやプログラムは、「徒歩1分=80m」ではなく、実際にかかるであろう時間を、信号や踏切などの障害物もある程度考慮して計算してくれます。

  • 【裏技2】 「バス停はどこですか?」と聞いて、バスの時刻表を見る
バスの停留所を見ておこう

バスの停留所を見ておこう

「バス○分」という表記についても、バス停で待つ時間は入っていません。3分に1本来るようなバス停もあれば、20分に1本しかないバス停もあります。

バス停の時刻表を見たり、ネットで時刻表を確認したりするといいでしょう。通勤通学時間に、一時間何本出ているのか。終バスは何時なのか。

「バス停に屋根がある」「椅子がある」「夜も明るい」といった立地はよい立地と言えます。一方で、「バス停は反対車線で渡るのに交通量が激しい」ということもありますので、どちら側のバス停から目的の駅等に行くのかの確認も忘れずに。

  • 【裏技3】 物件見学の道中、「このあたり、朝は渋滞とかするのですか?」と聞く
駅までバスに乗る物件=通称バス便物件は、バス停が近ければ、実は決して悪い物件ではありません。

一般には、徒歩5分とバス5分では、徒歩5分が好まれます。では15ふんならどうでしょう。実は「雨の日に濡れない」「駅近より賃料が安い」等メリットもあり、私はバス15分のほうがいいのではと思います。

とはいえ、「朝はいつも渋滞」では、通勤通学に支障も出ます。そこで、物件見学に行く際に、車を運転する不動産会社の営業マンに、渋滞情報を聞くのです。現地待ち合わせであれば、タクシーの運転手に聞くと、よく知っています。道路にバス専用レーン等がある場合等は、渋滞が少なく、通勤通学に便利です。
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