300万円を切るトヨタ・ハリアーもあり
ほかのメーカーでは、意外なモデルではトヨタ・ハリアーが300万円を切るエントリーモデルを設定している。
ハリアーというと、今回取り上げているほかのモデルよりも価格帯は上だが、純ガソリン仕様の「ELEGANCE」なら300万円を切る設定で、インパネやメーター、シート表皮など、ひと目で分かりやい高級感を備えていて、好き嫌いはあるだろうが、トヨタ好きなら食指を伸ばしたくなる存在だろう。
レーダークルーズコントロールやプリクラッシュセーフティシステムなどはオプションで、これらを装備すると300万円超となるが、ハリアーのデザインなど、世界観を味わうなら割り切れるモデルともいえる。
広い室内と積載性の高さが魅力のホンダCR-V
ホンダCR-Vは、「20G(FF)」の257万1429円、「24G(4WD)」のみで価格は284万9143円。ただし、20Gと24Gに300万円超となるレザーパッケージ(308万5714円~336万3428円)を設定している
ホンダではCR-Vが2.0Lの2WD、2.4Lの4WDともに300万円を切る設定で、とくに257万円台の2.0L 2WDは買い得感がある。2.0Lでも街中はもちろん、高速道路でもパワー面に不足はなく、乗り心地も予想以上に上質だ。
室内もルーミーで大人4人乗車も苦にならない。積載性も高く、スイッチひとつで後席が自動的に格納される。ワンアクションでダブルフォールディングされる容易な操作性は感動モノで、広大なスペースは、ファミリーユースはもちろん、キャンプなどアウトドアを楽しむ人にもオススメできる。
安全装備の面では、プリクラッシュ系のオートブレーキやACCが用意されないなど(通常のクルーズコントロールになる)やや古さも感じさせるが、先述したように広さや積載性の高さなどCR-Vならではの魅力がある。
紹介してきたように、車両価格300万円となるとミドルサイズの本格SUVが手に入る。激戦区だけにどれも魅力的で、スタイルも走りも実用性も欲張りたい人に推奨できるクラスといえるだろう。
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