人気の国産SUV 車両価格300万円以内で買うなら?
マツダCX-5の価格帯は244万6200円~348万8400円。ガソリン仕様は2.0Lも2.5Lともに2WD、4WDを問わずほぼ300万円以下で収まり、人気の2.2Lクリーンディーゼルも2WDの「XD」なら300万円以下という設定になっている
軽自動車をのぞくジャンルの中で、屈指の人気を誇るSUV。独身やディンクスだけでなく、ファミリーにも使えるユーティリティ性をはじめ、スポーティかつ個性的なスタイルなどが人気の理由だろう。
今回は、車両価格300万円以内で購入できるオススメの国産SUVをピックアップしたい。まず注目は、ビッグマイナーチェンジを受けたマツダCX-5だ。
2015年1月7日から発売されている新型CX-5は、エクステリア・デザインを「誰が見ても100%SUVらしく見えるように」というテーマで仕上げられており、インテリアもより上質さを感じさせる雰囲気に変わったのが朗報。「マツダ・コネクト」も新たに装備されている。
洗練されたスタイルと最新の安全装備が光るマツダCX-5
安全装備もアップデートされており、自動ハイビームの「LEDアレイ方式グレアフリーハイビーム」は、ドライバーが操作することなく、対向車や先行車を察知すると、自動的に対向車にハイビームが当たらないように、その部分を照射するLED光源のブロックのみを消灯。
これにより対向車や先行車のドライバーを幻惑させることなく、常時ハイビームポジションでの走行が可能になり、夜間走行における視認性を向上させるという技術で、国産メーカーではアテンザとともに初採用となっている。
さらに、「レーンキープ・アシスト・システム(LAS)」により車線逸脱を認識して、ステアリングの振動警告やステアリングの操舵トルクのアシストにより、車線維持をしやすくするなど、ドライバーの運転支援も用意。
ほかにも、ペダルの踏み間違えによる事故が多い後退時の衝突被害を軽減する「スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS R)」、や「AT誤発進抑制制御(後退時)」を採用するほか、車間距離維持のレーダークルーズコントロール、車線変更時など後方を監視する「リヤ・ビークル・モニタリングシステム(RVM)」の検知範囲を広げるなど、安全装備の充実ぶりも目を惹く。
走りも大きく洗練されている。足まわりを見直すことで乗り心地を向上し、音・振動面も入念に対策が施されていて、走りの質感が増しているのも見逃せない。また、人気の2.2Lクリーンディーゼルの「SKYACTIVE-D」に、新しい4WDを設定するなど、走破性も高められている。
長距離を走るならやはりクリーンディーゼルのトルクフルな走りが楽だが、2.0Lのガソリンも軽快で高速道路でもパワー面に大きな不満はない。街乗り中心なら250万円を切るガソリン仕様の選択も考えたいところだ。
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