散歩/グルメ・行列・銭湯の散歩ルート

ナポリタンの聖地・新橋駅周辺のうまい店を食べ歩く(2ページ目)

サラリーマンの街といわれる新橋はナポリタンの激戦区でもある。そんなわけで、新橋界隈の明治時代から続く超老舗店から話題の人気店まで、ナポリタンを食べ歩いてみた。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

「カフェテラス ポンヌフ」さんでハンバーグスパゲティ

最初に就職した出版社で営業をだったが、担当するエリアのひとつが新橋だった。その後出版社をやめて、フリーライターになったんだけれど、やっていた雑誌が『とらばーゆ』とか『週刊就職情報』という雑誌で、編集部が新橋にあった。その関係で、週に何度か新橋にはきていた。80年代のことだ。

まだメールはもちろん、ファックスだってそんなに普及していない頃で、手書きの原稿を編集部に持参するために新橋にやってきていたのだ。
このビルの一階にカフェテラス ポンヌフがある

新橋駅の地下からも入れる新橋駅前ビル

たいてい〆切りの時間近くになっても原稿できていなかった。僕は地下鉄で新橋まで行き、この新橋駅前ビルの地下にある喫茶店(今はもうない)で原稿を仕上げて、編集部まで持っていった。なぜか喫茶店で原稿を書くとはかどった。

編集者はざっと原稿を見て、よければ「お疲れ様」と解放される。ダメなら、ライター用の机があって、そこで書きなおした。そして、帰りに「カフェテラス ポンヌフ」さんによく寄った。
以前は第一京浜側の入り口から入れた

カフェテラス ポンヌフ 港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館 1F

書店営業時代にも何度か訪れたことがあった。フリーライターになって、新橋に来たとき第一京浜側から入ろうとしたら入れなくなっていた記憶がある。今もそちら側の扉は閉ざされている。当時は、日替わりのランチセットのようなものもやっていて、たいていはそれをいただいていたと思う。
ハンバーグスパゲティというメニューがある

カフェテラス ポンヌフのメニュー

こちらのメニューに注目してほしい。「ハンバーグスパゲティ」というのがある。ここでいうスパゲティとはナポリタンのことなのだ。昔は、スパゲティ=ナポリタンという店が多かった。というわけで、ハンバーグ+ナポリタン。昔は「ハンスパ 大盛りで」と注文していた気がする。今は大盛りどころか、普通でも食べられるかどうか心配。ということでやってきたのがこちら。
ナポリタンは650円

ハンバーグスパゲティ 850円

オレンジ色の憎いやつだ。おっと、ここのハンバーグはまさに昔ながらなんだね。昔、母親がよく作ってくれたのによく似ている。玉ねぎがシャリシャリするかんじがいい。ソースを掛けたくなるんだけど、卓上にはなかった。卓上にあったのは粉チーズ、タバスコ、塩だ。

で、ナポリタン。一口目はけっこう甘さを感じる。見た目ほどケチャップは強くはない。いや、人によっては強いと感じるかもしれないけれど、「むさしや」さんよりマイルドだ。まさにタバスコ、粉チーズコンビが合うタイプ。麺は昔ながらの茹で置きタイプ。やわやわ感がケチャップに合うねぇ。量は「むさしや」さんほどではないけれど、けっこうある。銀のお皿もなんだか懐かしいね。

【関連サイト】
カフェテラス ポンヌフ (Pont Neuf) - 新橋/喫茶店 [食べログ]

次ページではPOWAさんでナポリタンをいただきます。
 
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