原油安という大きな流れはまだ変わっていない
まだ原油価格下落の大きな流れは変わっていない
今後の見通しについてですが、まず前述の世界の原油の需給推移グラフをご覧頂ければと思いますが、少なくとも現在、需要が急激に増えていくような兆しはありません。その一方で、米国の生産調整は進んでいるものの、その他はあまり調整が進んでおらず、世界全体で見れば清算調整がそれほど急激に進むようにも見えません(たとえばOPECは2015年6月の定例総会まで生産枠を変更しない考えを示している)。
世界全体のリグ数推移を見れば、まだ調整ははじまったばかりという印象です。このように考えていくと、原油価格がこのまま反発を続けるという見方は早計で、再び軟調になる可能性が十分にあると思います。
参考:グローバルグロースレポート
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