利用する前に、意外な注意点をチェック!

都市銀行の1年ものの定期預金の金利は、0.01%程度です。ところが「満期2週間で金利0.03%」などの超短期定期預金を見かけると、「金利が3倍?」などと魅力的に感じるかもしれません。でも、金利の数字だけでは比較できない注意点もあるのです。

そこで今回は、4つチェックポイントを紹介しますので、ぜひご覧ください。

オトクなものにこそ注意点あり!まずはじっくりチェックして。

オトクなものにこそ注意点あり!まずはじっくりチェックして。



※2017年12月28日時点の情報です。金利は税引き前。金利等は変更になる場合がありますので、HP等をご確認ください。

1:超低金利時代で、つく利息はそれほど多くない

今は超低金利時代ですので、「金利の差が3倍!」などと思っても、実際につく利息で考えるとそれほど多くないことを理解しておきましょう。

例えば、新生銀行の『2週間満期預金』(最低預入金額:インターネットでは50万円、店頭では100万円。金利0.03%)で、100万円を2週間預けた場合はどうでしょうか。

100万円×0.03%×14日÷365日=11円(税引き前)。
ここから税金1円が引かれ、実際につく利息は、約10円です。

こちらの定期預金は基本的には元利継続型といって、満期がきたら利息も含めて次の運用にまわされる仕組みです。1年間(52週)で計算した場合、つく利息(税引き後)は概算で260円です。

仮に、同じ金利0.03%で1年満期の定期預金に100万円を預けた場合、つく利息(税引き後)は240円です。都市銀行の水準(金利0.01%)で1年定期の場合、つく利息(税引き後)は80円です。

いずれも、2週間満期の定期預金に1年間置き続けた利息260円の方が多いですが、超低金利時代の今は、差はそれほど大きくありません。

利息はあまり期待できませんが、例えば「お金を生活口座に入れっぱなしだとつい使ってしまう」→「とはいえ、まだ投資について考える時間がない」→「それなら、ほんの少しでも金利が高いところに一時的に預けておこう」といった考えで、利用するのはよいでしょう。

2:その金利は、ずっと続くとは限らない

「元利継続型」を選んでおけば、満期が来ても再び運用することになりますが、最初の金利がそのまま継続するとは限りません。

とはいえ、もし今後金利が上がっていく場合は、連動して超短期定期預金の金利も上がることが予想されるため、「他の銀行の5年もの」などと低金利のまま長期間固定してしまうよりは、短期間のものを選んでおくのはいいでしょう。

ただし、銀行の事情などによっても金利は変わります。預けている間も、最新の金利をときどきチェックしておきたいですね。

3:入出金の際に、ATMが手数料無料でできるか

いくら金利が高くても、入出金のために、提携先ATMを使う際に手数料の方が高くついたら本末転倒です。

例えば、『スターワン1週間円預金』(最低預入金額10万円、金利0.05%)がある東京スター銀行なら、自行ATM以外の提携ATMには、ゆうちょ銀行やセブン銀行などがあります。提携ATMでは、月8回まで手数料がキャッシュバックされ、実質無料になります。(キャッシュバックの上限は、手数料が発生した月の預金平均残高の10%まで)

『定期預金(1週間・2週間)』(いずれも最低預入金額10万円、金利0.02%)がある楽天銀行は、提携ATMに、イオン銀行、セブン銀行、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、ゆうちょ銀行、イーネット、ローソンATMなどがあります。ハッピープログラム(独自の優遇プログラム)にエントリーした上で残高が10万円以上あれば、一定の条件を満たしていることになり、月1回はATM手数料が無料になります。(その他の条件を満たせば、無料回数が増えることもあり)

自宅や職場の近くのATMで、手数料無料で使えるかをチェックしてから申し込むようにしましょう。

4:今後もお付き合いをしたい銀行か?

銀行口座を開くには、時間とパワーが少々かかります。ガイドは仕事柄、たくさんの銀行口座を持っていますが、口座を増やせば増やすほど、維持・管理の手間もかかります。キャッシュカードの暗証番号やネットバンキングのパスワードの管理も大事ですものね。

数百円の利息を得るために、新しい銀行口座を次々と開設をするのは、あまり得策とはいえません。いっぽうで、今後長いお付き合いをしたい銀行なら、超短期定期預金から始めてみるのもいいキッカケだと思います。
銀行とのお付き合いについては超短期ではなく、年単位、10年単位で考えて「今後も長く使いたいかな?」と考えてみてくださいね。

以上、「超短期定期預金」についての注意点を4つお伝えしました。気になっている方は、上記の注意点をチェックしてから検討してみてください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。