庶民生活の物価と、サファリに関わる値段の違い
ケニアの物価はやはり日本よりも安いのですが、日本でもホテルのディナーは定食屋で食べるより高いように、ケニアでも観光客が利用する施設などの物価は、かなり高めに設定されています。地元の人でにぎわうザワついた安食堂、市場などを利用するバックパッカーでない限り、落ち着いた雰囲気で、衛生面もしっかりしたレストランを選ぶと、決して「アフリカは安い」とは実感しないかもしれません。例えばビールはスーパーで買えば250ksh、ロッジのレストランでは350kshぐらいします。食堂で飲むジュースは1本60kshぐらいですが、ホテルでは150kshぐらいです。1.5リットルのミネラルウオーターはスーパーで65ksh。ロッジだと180kshぐらいします。
スーパーで売られている生活用品でも、輸入品や贅沢品の値段は日本のものと大差ありません。例えばチョコレートは165ksh、ケニア生産のクッキーは1箱100kshに対し、輸入品のクッキーは220ksh、紅茶は庶民的な飲み物なので茶葉200gで150kshほどですが、コーヒーは贅沢品で豆200gが400kshぐらいします。
お土産物の値段は交渉次第。観光客相手だから当然言い値は先進国の物価並みか、それ以上ですが、うまく交渉できれば、ケニアの庶民生活並みの物価で購入することも可能です。
ケニアのホテルの宿泊料
サファリで利用する国立公園の宿泊施設は、イギリスやアメリカ資本のホテルが多く、アフリカのサバンナのど真ん中とはいえ、先進国並みの施設とおもてなしで、何も不自由することはないでしょう。その分、料金も先進国並みです。個人で予約する場合は直接ロッジに予約するより、サファリ会社(代理店)を通して予約したほうが、割引がききます。最安値のロッジで、3食込み1泊180ドルぐらいですが、相場は250ドル以上です。ハイシーズンになるとさらに割高です。
ナイロビのホテルも同様、高級ホテルは先進国並みの料金ですが、施設等は充実しています。中級宿は2300ksh~。バスタブはなく、必要最低限のトイレ、シャワー、ベッドのみ。朝食無しの所が多いようです。
ケニアにバックパッカー宿は少ないのですが、ドーム(共同部屋)は15米ドル、ダブルルーム40米ドルから泊れます。
ナイロビ周辺を観光する際の交通料金
ナイロビの交通機関は、マタツというワンボックスカーの乗り合いバスか大型バスが主流ですが、路線図は地元の人も把握していないほど複雑です。またマタツは事故も多く、スリなどの被害も聞かれるため、利用しないほうが賢明でしょう。一応参考までにマタツやバスの料金は、街中ならどこへ行っても30~50kshほど。タクシーは1日チャーターして最安4500kshから、通常6000kshぐらいみておいたほうが良いようです。街を離れて郊外まで出るのなら、さらに1000kshぐらいプラスされます。
観光地を巡るのであれば、サファリ会社に行き先や時間などの相談をして、1デイツアーをアレンジしてもらえば、観光地に詳しいドライバーが案内してくれるし、町の流しのタクシーより安心です。その際、観光施設の入場料込みの値段か、車のチャーター代のみなのかなど、併せて値段交渉しましょう。
■Cheap Car Hire
場所:Lakamshi Hse 1st Flr. Biashara Street Nairobi Kenya
電話:+254-20-2218803
携帯電話:+254-722-782256