250ccながら400cc並みの大きさ GSR250F


2012年7月に43万8900円という衝撃の低価格で販売開始されたGSR250。この車両をベースにハンドルを変更してフルカウルを装備したのがGSR250Fです。

生産国を中国としたのは、「一番売れる国でバイクを作る」というスズキのコンセプトが反映されています。

つまりは中国で売れるニーズを詰め込んで作ったバイクと言えますが実際に中国では1万台以上を売上げ、日本国内での販売台数の倍以上を売り上げる結果となっています。

近年は価格を抑えたエントリーユーザー向けの250ccスポーツモデルが人気の風潮がありますが火を付けたのはカワサキのNinja250R、続いてリリースされたのがホンダCBR250Rです。

どちらも人気車種となりましたがスズキのGSR250も販売直後から売り上げ台数が伸びて目標販売台数を上方修正する異例の事態となりました。

GSR250は前述したライバル車両二台と比べて車両が大きく重い事が特徴の一つです。カワサキのNinja250rが168kg、ホンダCBR250が161kg、そしてGSR250は183kgと10kg以上重く、今回試乗したフルカウルのGSR250Fは189kgと更に重くなっています。

重いことが悪いことではありませんが排気量が小さいモデルに関しては加速に影響することも少なくありません。このあたりはカタログ上のスペックだけでは図りきれないものがありますので実際走ってみるとどうか?今回も一週間通勤で使用してインプレッションをお届けします。

GSR250Fはフルカウルと楽なポジションでツーリング向き

GSR250F フロントビュー

GSR250F フロントビュー


GSR250Fに跨ってみると、ハンドルがアップハンドルで姿勢はとても楽です。また正面に装着されている風除けの為のウインドスクリーンはしっかりと風を防いでくれるので長距離走行しても風の影響による疲労を軽減することができます。

前後に装着されているタイヤはフロント幅110mm。リア幅140mmとライバルのCBR250RやNinja250Rと変わりませんが、ホイールベースは長く1430mm。

ホイールベースで性能が全て決まるわけではありませんが、一般的にはホイールベースが長いほうが直進安定性に優れています。

私は前述した3台全て試乗しましたがカタログスペック通りGSR250Fが最も直進安定性に優れており乗り心地も良く感じました。250ccという車格ながらもツーリングにもピッタリのバイクといえます。

高速道路で100km/h走行してもブレや不快な振動はなく安定して走行することが可能でした。前後のサスペンションは柔らかな乗り心地なのに、しなやかにしっかりと動いている印象です。