株式戦略マル秘レポート/西村剛の「統計で勝つトレード」

今のうちに買っておきたい3月優待銘柄

株主優待が人気の企業は、権利確定日に向けて優待目的の買いが入りやすくなります。早いうちに株主優待銘柄に注目することで、値上がり益が期待できるでしょう。今回は、今のうちに買っておきたい3月優待銘柄をご紹介します。

西村 剛

執筆者:西村 剛

株式ガイド

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3月にオススメの株主優待銘柄

株主優待が人気の企業は、権利確定日に向けて優待目的の買いが入りやすくなります。早いうちに株主優待銘柄に注目することで、値上がり益が期待できるでしょう。今回は、今のうちに買っておきたい3月優待銘柄をご紹介します。

3月オススメ優待銘柄その1「サトレストランシステムズ<8163>」

【業務内容】関西圏を地盤に、和食メニューを中心としたレストランの運営を手掛けています。
【単元株数】100株
【最低購入金額】9万8500円(2015年1月26日時点)
【権利確定月】9月末日、3月末日
【配当利回り】0.4%(2015年1月26日時点)
【優待内容】同社グループ店舗で利用できる食事券

【1,000株以上】500円相当の食事券24枚(12,000円分)

サトレストランシステムズ<8163>の株主優待は、同社が運営する「和食さと」、「和食鍋処 すし半」、「すし半法善寺総本店」、「夫婦善哉」、「にぎり長次郎」、「CHOJIRO」各店舗で利用できるお食事券です。手軽な価格で美味しい和食料理を楽しめる同社運営店は、フォアグラや牛ステーキを使用した豪華な和膳メニューを中心に、大変人気なレストランです。また、同社店舗は、全国に幅広く店舗展開をしていることから、同社優待の利便性も高く、使いやすい優待内容です。その魅力的な優待内容から、優待権利確定日に近づくほど投資家の注目を浴び、買いが入りやすい傾向があると言えるでしょう。

では、同社株を、今のうちに購入した場合どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を1月末に購入し、3月末の権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに、売買をすると、株主優待は取れませんが売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。


■検証結果■

システムトレードの達人

システムトレードの達人


勝率: 90.00 %
勝ち数: 18 回
負け数: 2 回
引き分け数: 2 回

平均損益(円): 7,957 円  平均損益(率): 3.98 %
平均利益(円): 10,644 円  平均利益(率): 5.32 %
平均損失(円): -8,269 円  平均損失(率): -4.13 %

合計損益(円): 175,049 円  合計損益(率): 87.53 %
合計利益(円): 191,587 円  合計利益(率): 95.80 %
合計損失(円): -16,538 円  合計損失(率): -8.27 %

プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 11.585
平均保持日数: 47.68 日

検証結果を見てみると、勝率は90%、1トレードあたりの平均損益は3.98%です。勝率が高く、平均損益もプラスとなっていることから、株価の値上がりが期待できる銘柄と言えるでしょう。権利確定日の前に、早めに優待銘柄に注目することで、高値掴みして、損失を被るリスクが低くなります。


3月オススメ優待銘柄その2「アトム<7412>」

【業務内容】ステーキ・回転寿司・居酒屋などの外食チェーン店を展開しています。
【単元株数】100株
【最低購入金額】8万3500円(2015年1月26日時点)
【権利確定月】9月末日、3月末日
【配当利回り】0.6%(2015年1月26日時点)
【優待内容】自社及び、コロワイドグループ店舗で利用できる株主優待カードのポイント

【100株以上500株未満】2,000ポイント(2,000円分)
【500株以上1,000株未満】10,000ポイント(10,000円分)
【1000株以上】20,000ポイント(20,000円分)

アトム<7412>の優待内容は、自社及び、コロワイドグループ店舗で利用できる株主優待カードのポイントです。同社株主優待カードが扱える店舗には、ステーキ専門レストラン「ステーキ宮」や、居酒屋「甘太郎」などがあります。同社グループ店舗は、全国各地に展開していることから、利便性が高く普段から利用する方にとって、魅力的な優待内容でしょう。また、同社運営店舗が近くにない場合や、利用する時間がない場合であっても、「タラバガニ」や「黒毛和牛肩ロース」などの魅力的な株主優待品と交換することも可能です。その魅力的な優待内容から、権利確定日直前は個人投資家の人気な銘柄として買いが入りやすい傾向にあるといえるでしょう。

では、同社株を、今のうちに購入した場合どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を、1月末に購入し、3月末の権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに、売買をすると、株主優待は取れませんが売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。

■検証結果■

システムトレードの達人

システムトレードの達人


勝率: 78.95 %
勝ち数: 15 回
負け数: 4 回
引き分け数: 0 回

平均損益(円): 7,104 円  平均損益(率): 3.55 %
平均利益(円): 11,221 円  平均利益(率): 5.61 %
平均損失(円): -8,335 円  平均損失(率): -4.17 %

合計損益(円): 134,971 円  合計損益(率): 67.49 %
合計利益(円): 168,311 円  合計利益(率): 84.16 %
合計損失(円): -33,340 円  合計損失(率): -16.67 %

プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 5.048
平均保持日数: 47.63 日

検証結果を見てみると、勝率は78.95%、1トレードあたりの平均損益は3.55%です。勝率も高く、平均損益もプラスとなっていることから、良好な成績と言えるでしょう。優待権利確定日から約2カ月前の早めに注目しておくことで、高値掴みして、損失を被るリスクが低くなるでしょう。

注目度の高い人気の優待銘柄は、権利確定日が近づくにつれて株価は上昇していく傾向があります。権利確定日直前にあわてて購入し、高値掴みで不用意な損失を被ることのないように気を付けましょう。株の売買を行なうに際して、今回のように簡単な検証を行うことで、これから行おうとしている投資が、どの程度リターンを期待できどの程度リスクがあるのか事前に把握することができます。検証を行ってから投資すればきっと安心感が違うことでしょう。みなさんも投資する際には一度検証してくださいね。

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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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