ジャンクフードを一切排除した生活は難しい
生活の中に浸透しているジャンクフードを全て排除しようとすると、ストレスにもなります
さすがに「毎日ジャンクフードで生活している」となると「体は大丈夫?」と心配になりますが、ごくたまにであれば問題はないでしょう。私の母校の恩師も「ジャンクフードも食文化のひとつ。何度も食べる必要はないけれど、1度くらいは食べてみたほうがいい」と言っていました。
例えば、ジャンクフードを食べないことがストレスになる人は1ヶ月に1回だけご褒美に、もしくは本気で急いでいるけれど空腹でたまらないときだけにする、など自分なりの条件を決めて食べるようにするとよいのではないでしょうか。
ジャンクフードを食べるのをやめたい人へ
ジャンクフードを食べるのをやめることはそこまで難しいことではありません。ジャンクフードを食べることは「習慣」です。「習慣」は意識すると変えることができます。荒療治ではありますが、とても効果的なのは「コンビニに入らないこと」。コンビニは店内にジャンクフードがたくさん並んでいます。特にポテトチップスなどはコンビニ限定商品などがあり、かなり充実しています。人間は「限定」と言う言葉に弱いので、つい手にとってしまいます。
食材の買い物は、休日にスーパーでまとめ買いしましょう。スーパーに行く際は、できるだけ店内を大回りすること。大回りすると、入り口から果物、野菜売り場、肉、魚売り場、乳製品の売り場、惣菜やパンの売り場を回って、レジへと続いています。惣菜やパンの売り場に危険が潜んでいないとは言い切れませんが、少なくともお菓子売り場やカップ麺売り場は通りません。
私の実生活を振り返ってみると、基本的には買い物はコンビニやスーパーではなく、近所のアーケード商店街を愛用しています。昔ながらの商店街ですから、ジャンクフードのお店は1軒もありません。お気に入りの八百屋さんで野菜を買い、魚屋さんで魚を買い、肉屋さんで肉を買い、パン屋さんでパンを買い、ときどき、惣菜屋のおばちゃんとおしゃべりをしてついお惣菜を買ってしまうことがある、そんな買い物をしています。米や調味料は隣の酒屋さんに届けてもらいます。ジャンクフードを買うという習慣はほとんどありません。
そんなクラシックな生活の中でも、時には外出先で、急いでいるけど何か食べたい時もあります。栄養士の仲間内ではほとんどありませんが、それ以外の友達と遊びに行った際には「ファストフード店へ行こう」と誘われることもないわけではありません。そんな時私は、愛する恩師の言葉に従って「たまには食べてみたほうがいい」と同行します。だって、何事も経験ですから。