得た知識を収入アップに活かすには?

収入が上がらない時代のサバイバル術

収入が上がらない時代のサバイバル術

収入やお金の不安から解放されるためには、どうしたらいいのでしょうか?ビジネス書のカリスマ著者である経営コンサルタントの中島孝志さんにインタビュー、収入が上がりにくい時代にサバイバルする方法についておうかがいします。(第2回から続きます)

――「新しい知識を学んだり、刺激を得ても、自分の仕事にどう反映させればいいかわからない」という声もあります。インプットをアウトプットに変えるにはどうすればいいのでしょうか?

中島孝志さん
 たとえば、僕が主催している読書会では、毎回参加者におススメ本を紹介してもらうことにしているんですね。マネジメント書であったり、小説だったり、いろんなジャンルの本が出てくるのですが、僕は「それをどういう風に活用しているの?」を質問するようにしています。“この本のこういうケースを実験的に仕事に取り入れてみました”とか“この場面に刺激を得てアイデアを形にしている最中です”など、いろんな活用法が出てきますね。

――「アウトプットを意識する」ことで視点も変わり、生きた学びに繋がりますね。学びにつながる読み方のコツはありますか?

中島 僕は、本の紹介(『聴く!通勤快読』と『読む!通勤快読』)をしていることもあり、年3000冊くらい本を読むのですが、頭に定着させるには、だいたい4~5回は繰り返し読むんですね。その際に、まず1回読んで、付箋を貼ったところをもう一度読む。その後、原稿にまとめるために、気になるところを何度か読み返したりします。

同じ情報をなぜ?と思う人もいるでしょうが、読むたびに理解が深まるので、新しい発見があります。時間をおいて、立場や状況が変わった時に読むと、さらに違った気づきが得られる。せっかく時間を使って本を読むのだから、読んだら読みっぱなしなんてもったいないですよ。1000円の本なら、その価値以上にしゃぶりつくすことです。

――多忙な中、どうやって時間を捻出しているのでしょうか。

中島 1日、1週間、1カ月とそれぞれ何をすべきか決めて、スケジュールに落とし込んでいます。移動中は、原稿書きかメールの返信をして、ビジネスの流れを止めないように心がけていますね。よく「マルチタスクは集中できない」という声もあるけれど、僕は、いろんな仕事を同時進行でやったほうが刺激になるし、いろんなアイデアが浮かんでくるんです。

「時間がない」が口癖の人は多いですが、仕事に振り回されているという意識を持っている限り、仕事が楽しめないし、クリエイティブな発想が湧いてきません。なので、できる限り、ルーチンワークの80%を月曜に終わらせ、脳を「フリー」な状態にしておくようにしています。

――それはなぜですか?

中島 決まりきった仕事は集中して一気にと終わらせて、新しいことを生み出す時間に費やしたいんです。そのせいか、忙しいなからも、次々と新しいプロジェクトを生み出して、楽しんでいます。

★中島さんのインタビューは次回に続きます

教えてくれたのは……
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中島孝志(なかじまたかし)さん

東京都出身。PHP研究所、東洋経済新報社を経て独立し、経営コンサルタント・経済評論家・ジャーナリスト・作家・ビジネススクール講師として活躍。ビジネスマンのための勉強&交流会「キーマンネットワーク」「原理原則研究会(東京、名古屋、大阪、博多、札幌、新潟、出雲でほぼ毎月開催のセミナー)」を30年間にわたり主催。執筆した著書は280冊、電子書籍は100冊を超える。

取材・文/西尾英子
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。