注文住宅/家づくりのイメージづくり・アイデア

木造住宅でつくる夢の屋上スペース!その注意点とは

屋上は地下室と共にプラスα空間として注目されています。特に狭小地で庭スペースを確保できない場合などには、有効なスペースとして活躍してくれるでしょう。良い面ばかりでなく、注意する点をしっかりと押えておくことも重要です。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

もう一つのプラスα空間

以前は地下に居室を設けることが禁止されていましたが、建築基準法改正によって地下室をつくることが可能になり、1994年の法改正で地下室の一部を容積率に算入しなくて良いことになりました。ここから地下室が普及し始めます。

一方、屋上はというと、鉄筋コンクリート造であれば問題はありませんでしたが、木造住宅に関しては、10平方メートルまでという屋上バルコニーの面積制限がありました。しかし2008年以降面積の制限が撤廃されました。

屋上バルコニーは床面積に算入されないこともあり、もうひとつのプラスα空間として注目され、徐々に屋上スペースをつくる人が増えています。

また、何と言っても眺めの良さと開放感が格別です。特に敷地が狭い場合には有効なスペースとなるでしょう。

空間の演出には吹抜け、リビングイン階段、廊下のとり方などが大きく影響を及ぼします。さらに屋外空間においては屋上スペースに庭を設けるか設けないかも建物全体のデザインに影響を与えます。

デザインを考慮しながら検討してみてはいかがでしょうか。

室内階段と外階段、どちらにする?

屋上スペースを利用する場合、一般的な上がり方として2通りあります。
  • 室内からの出入り口である搭屋を設けて上がる方法
  • 屋外階段を設けて上がる方法
またこの2つの他にこんな上がり方もあります。

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  ベランダから、壁に設置したアルミのハシゴを利用して屋上に上がる方法


自分達が考えている屋上スペースの使い方にはどちらが良いのか、よく検討しておくことが大切です。

どんな使い方が出来るの

使い方の用途に応じてあらかじめ道具や資材、設備を準備しておくことが大切です。例えば、バーベキューをしたいのであれば、給水や排水設備、コンセント、バーベキュー用グリルなどが必要となってくるので、設計の段階から考えておくことです。
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家族でバーベキュー

また屋上で家庭菜園をする場合には、規模にもよりますが土や排水などを含めた重さも検討しておかなければなりません。

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屋上で家庭菜園


その他にも、天体観測や日光浴などいろいろな使い方ができます。

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