石田陽子の恋愛コラム/石田陽子の恋愛情報

人生を変える「恋の勝負服」はありますか?

「いい恋がしたい」と願っているのに、せっかくの出会いの場面で無難な服を選んでいたり、逆に張り切りすぎて別人のように装ってしまったり…。今回のコラムのテーマは、自分らしさを発揮できるスタイル、似合う服の見つけ方です。今年こそ「一生ものの幸せ」を手に入れたいと思いませんか? 

石田 陽子

執筆者:石田 陽子

恋愛ガイド

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恋の勝負服選びは難しい

大好きな人と初めてのデート、あなたはどんな服を着ていきますか?

ふわふわのワンピースや高いヒール…。「おしゃれは我慢」という人がいるけれど、流行のファッションに合わせてムリをしても楽しくないし、冷えや骨盤の歪みなど我慢もほどほどにしないと体にも影響があるでしょう。

とはいえ、「なんとなく」「とりあえず」と、勢いで雑に選んでしまうと「やっぱり違った」と、そんな自分にガッカリしますし、後悔するのは避けたいところ。

また、物欲がないのと自分のスタイルに妥協するのは別のこと。

自分らしさを反映する服、幸せを呼ぶファッションについて私が思いを巡らせたのは、映画『繕い裁つ人』(1月31日公開)を観たことがきっかけです。

繕い裁つ人

@2015池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会
 

この作品の主人公、市江(中谷美紀)は神戸にある古びた洋裁店の二代目店主です。昔ながらの職人スタイルを貫く市江が手がけるのは、一代目である祖母が作った服の仕立て直しとサイズ直し、あとは先代のデザインを流用した新作を少しだけ。

市江の繕い裁つ“一生ものの服”はいつも人気で、デパートに勤める藤井(三浦貴大)は市江にブランド化の話を持ちかけます。どんなに説得されても全く興味を示さなかった市江ですが、洋裁店に何度も通いつめる藤井だけが市江の秘めた想いに気づくのでした。

たとえば、市江と藤井が図書館で偶然鉢合わせするシーンが印象的。何冊もの服飾関係の本を抱えた藤井に向かい、「そんなにあったら、本当に好きなものが分からなくなるんじゃないかしら」と一冊の仕立ての本をじっくりと読む市江は言います。

頑固ジジイと呼ばれるほど、こだわりが強くて、ひたむきに仕事に向き合ってきた市江。そんな孤独な女性が誇りを失うことなく、藤井や彼女の仕立てた服を愛する人たちとの出会いによって自分を解放していく……。自分の内面と向き合い、シンプルに生きることで本当に大切なものに気づくことができると思えた作品です。

考えてみると適当に選んだ流行の服を着ている男性と、自分のイメージや体にピッタリ合う服を丁寧に着こなしている男性だったら、どちらに好感を持つか。もちろん、着ている人を見て判断することですが、好きなものに愛着を感じて大切にしていく姿勢を表現するのは、人としてステキなことですよね。

そのときの気分で何気なく選んだり、セールで安いという理由で買ったりした服を着ていても違和感があったり、“なりたいイメージ”ではなかったと気づくことも。自然体で自分の良さを発揮するためには、やはり自分に似合うスタイルを見つけておいたほうがいいようです。

では、自分に似合うスタイルの見つけ方とは?
>>人生を変える恋の勝負服を選ぶための方法は次のページへ!
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