2015年の日本株、何を買うか!?
今回は高ファンダメンタルのベスト50銘柄を選出しました。銘柄選定の際に役に立てていただければと思います!
そして2014年末までに各ランキング銘柄がどう動いたかを調べてみましたが、特定の大きな時価総額銘柄を排除すると、ある程度有意性のある結果になりました。
検証はランキング1~50位までの銘柄グループから順に50銘柄ずつ、850位まで、計17チームを作り、各チーム内の騰落率を平均して比較します。 ただ集計の中で一つ問題が生じました。
それは各銘柄の時価総額は100億程度から10兆円クラスまでの差があり、例えばグループ内に3兆円超の銘柄が3つあると、それらだけで50銘柄全体の半分を超える大きさになってしまいます。トヨタなどが入れば、1社で残り49社合計よりも大きいということにもなり、時価総額加重平均した騰落率を出すと、何の為に50銘柄も選んだのか分からなくなってしまいます。 そこで時価総額3兆6,000億(ドル表示の300億ドル超)以上の20社ほどを、影響が大きすぎるとして排除してランキングを作り直しました。
前回の結果検証~やはり相対的にファンダメンタルが強い銘柄は株価の上昇率も高い
まずはトップ50社の作成時点の2014年11月14日から、最終12/30日までの騰落率は以下の通りです。トップ50銘柄単純平均上昇率 :+4.6%
トップ50銘柄時価総額加重平均:+3.3%
同期間日経平均騰落率 :-0.2%
この期間の日経平均は年末に崩れたことで0.2%の下落となりました。また、この期間は基本的に中小株の上昇が優勢な相場でした。そして850位までの各50銘柄を17チームに分けたグループ別成績表は以下のようなイメージになります。
全体に200~300位ランキングのあたりが強くなっていますが、ランキング下半分は成績が悪いことが見えてきます。特に注意してみたいのは緑色の時価総額加重平均です。ある程度グループ内に極端な時価総額格差(偏り)がなければ、これまでいつ調べても時価総額加重平均において上位グループの優勢が見られてきました(ちなみに中国株や米国株で検証しても同じことが言えます)。やはり、相対的にファンダメンタルが強い銘柄は株価の上昇率も高いのではないかと思います。
2015年の日本株ベストバイ50銘柄はこれだ!
そこで今回も2014年末時点の基本データ(ROEなどの経営指標や業績予想、株価推移)をもとにトップ50銘柄リストを作り直したのが以下であり、新年からの参考にしていただければと思います。参考:日本株通信
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