Pontaの武器は「リクルートカードプラス」
Tポイントに続いて紹介するのはPonta(ポンタ)です。2010年に、コンビニのローソンとレンタルショップのゲオの会員をベースとして、共通ポイント化がスタートしました。運営するのは、ロイヤリティマーケテイング。加盟者数や加盟店数は、3大共通ポイントの中ではTポイントに次いで2番目です。これまで、ネット上のサイトとの提携の少なさが弱点といわれてきましたが、リクルートポイントとの相互交換が可能となったことで、「ポンパレモール」や「ホットペッパービューティ」ほかでも使えるようになりました。
Tポイントなどとの比較で、劣勢が伝えられることが多いPontaですが、個人的にはそうは考えてはいません。その理由のひとつには、Pontaが貯まる「リクルートカードプラス」の存在があります。リクルートカードプラスは、年会費が2000円かかるクレジットカードなのですが、ポイント還元率は2%(!)。しかも、電子マネーの「nanaco(ナナコ)」にチャージができ、その際にも、チャージポイントが2%付きます。
nanacoは、公共料金や税金を始め、国民健康保険や国民年金といった社会保険料の支払いにも使うことができる電子マネーとなっているため、こうした各種料金を支払う人にとっては、非常に大きなメリットがあります。
JALマイルとの相互交換スタート
そんなリクルートカードプラスの使い勝手が、さらによくなります。15年春から、「JALマイル」と「Pontaポイント」の相互交換サービスが開始される予定です。以前から、「JMBローソンPonta VISAカード」があれば、「JALマイル」と「Pontaポイント」の相互交換が可能でしたが、15年春以降は、「JMBローソンPonta VISAカード」がなくても可能になります。相互交換の内容は以下のとおり。JALマイルからPontaポイントへの交換は、3000マイル以上1万マイル未満は1マイル→0.5Pontaポイント、1万マイル以上は 1マイル→1Pontaポイント(3000マイルから交換可能)。PontaポイントからJALマイルへの交換は2 Pontaポイント→1マイル(2 Pontaポイントから交換可能)となっています。交換にかかる手数料は無料なので、いずれのユーザーにとってもメリットは大きいはず。
ローソンの「お試し引換券」はお得度抜群
また、Ponta陣営の目玉であるローソンでは、現在、Pontaを利用した「お試し引換券」というサービスを積極的に実施しています。これは、Pontaを使って、店頭の情報端末「Loppi(ロッピー)」から、商品との引換券(または値引券)を発券するというサービスで、例えば、店頭価格200円相当のカップラーメンが90ポイントで購入できたり、120円相当の缶コーヒーが50ポイントで購入できたりします。対象商品は20品目近くあり、毎月変わります。中には、定価の半額近くで購入できるものもあるので、かなりのお得。商品ラインナップは、ローソンのホームページに掲載されていて、数に限りのある商品もあるので、マメなチェックが必要となります。