建礼門院徳志ゆかりの場所で歴史をしのぶ
その歌を交わした場所こそが、境内にある汀の池(みぎわのいけ)。『平家物語』大原御幸の「池水に汀の桜散り敷きて 波の花こそ盛なりけれ」は、まさにここで詠まれた歌です。
時代は変われこそすれど、この池もまた当時の面影をしのぶことができます。
境内には江戸時代に建立された諸行無常の鐘、豊臣秀頼が寄進した雪見灯篭など、歴史好きにはたまらない見どころがいっぱい。ハイライトは宝物殿で、火事で難を逃れたものなども展示してあり、また放火を報道した新聞記事なども読むことができます。ミュージアムショップも併設してあるので、帰り際に立ち寄ってみるといいでしょう。