ポジティブ心理学ベースの育児って?

今年こそポジティブ育児!

今年こそポジティブ育児!

私が行っている子育て講座や育児相談などは、すべてポジティブ心理学がベースになっています。その育児術の特徴をひと言で言うならば、「見方を変える」ということ。育児は、見方を変えるだけで驚くほど変わります。我が子がそれまで以上に愛おしく思えてくる、それに続いて毎日がポジティブに回り出す。これがポジティブ育児の特徴です。

では「見方を変える」って、具体的にどういうことを言うのでしょう?


ママがグレーのサングラスをかけると途端に子供は悪い子になる!?

例えば、テレビの後、お風呂に入るシーン。「お風呂の時間だから、テレビは終わりよ」とママが言いました。ちゃんとママの言うことを聞く日もありますが、聞かない日もあります。こんな状況で、ママが子供のことをどう捉えるか、これがその子の今後の行動パターンを変えていきます。

もしママが、言うことを聞いてくれた時のことは頭の隅に追いやり、言うことを聞かないときのことばかりに注目してしまうと、「うちの子はちっとも言うことを聞かない」と思えてきてしまいます。まさにグレーのサングラスをかけている状態で、子供の悪い行動ばかりをクローズアップしてしまうことに! すると、反抗してくる姿ばかりが気になって、「いつもいつも反抗する」「全く言うことを聞かない」という目で見てしまうようになり、しまいには「あの子はダメな子」と悪いレッテルを貼り付けてしまうようになります。

「ダメな子」のレッテルを貼られて、いい気分でいられる子はいません。「ママがそういう風に思っているのならば……」と、言うことを聞かなくなる確率は日に日に高まっていきます。


ピンクのサングラスをかけると育児はポジティブに回りだす

逆に、ママが努めてピンクのサングラスをかけていたらどうでしょう?(*) 素直に言うことを聞いてくれたときのことをベースにして、その子の行動を見ることができます。

言うことを聞いてくれたときに「ママの言うことをすぐに聞けて、助かるわ」「ママ、 ○○ちゃんがおりこうさんで嬉しいな」とほめ言葉がどんどん出てくるのはもちろんのこと、言うことを聞いてくれないときでも、「いつもはちゃんと聞いてくれるのに、今日はどうしたのかな?」と我が子への信頼はキープしたまま、その状況を見ることができるのです。


新たな年がスタートした今、ポジティブ育児へ切り替えてみよう!

ママの言うことを聞くときあるけれど、聞かないときもある。こんな状況も、捉え方によって違って見えてくるということをお感じいただけたでしょうか?

グレーのサングラスのパターンでは、「うちの子は基本ダメな子」に映ってしまいますが、ピンクのサングラスのパターンだと、「うちの子は基本良い子」に映っていますね。コップに水が半分入っている状態を「半分しか入っていない」と捉えるのか、「半分も入っている」と捉えるのかと同じで、どこを軸にするかによって、映り方、感じ方はまるっきり変わってしまうのです。

見方を変える、というと、ちょっと仰々しいですが、「ピンクのサングラス」をかけるという例えだったらイメージが湧きませんか? 心にキレイ色のサングラスをさっとかけ、お子さんの行動を見てあげると、
「靴下を片方はくのに、いったい何分かかっているの!」が
「頑張って1人で奮闘していて、 えらいえらい!」に思えてきます。

ほめられるとモチベーションがアップするのは大人も子供も同じ。ピンクのサングラスによる「ほめ」で子供はモチベーションが上がり、模範的な行動が増えるようになります。はじまったばかりの2015年、ピンクのサングラスでポジティブ育児をスタートしてみませんか?


■関連図書(*)

 





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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。