メジャーリーグ/日本人メジャーリーガー 最新コラム

阪神・鳥谷にかかる日本人メジャーデビュー20年の歴史

1995年の野茂英雄投手以降、今年の田中将大投手と和田毅まで20年続いてきた歴史にピリオドが打たれる可能性が出てきた。カギを握るのは、阪神・鳥谷敬内野手の移籍だ。

瀬戸口 仁

瀬戸口 仁

野球・メジャーリーグ ガイド

スポーツ新聞記者として日本プロ野球担当10年、メジャー取材のため渡米13年の実績

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日本人メジャーリーグデビューがストップ?

前田、金子ら有力選手が相次いでメジャーへの移籍を断念した。

前田、金子ら有力選手が相次いでメジャーへの移籍を断念した。

日米で注目されている選手が、次々とメジャー移籍を断念した。まずは、広島の前田健太投手(26)だ。当初からアメリカ国内での注目度が高かった前田は、現時点でマーケットに残っている実力者のランク付けで、タイガースからFAのマックス・シャーザー、ロイヤルズからFAのジェームズ・シールズに続く3位に評価されていた。

ところが、前田と球団側が話し合った結果、今オフのポスティングシステム(入札制度)によるメジャー移籍を行わないことになった。

前田の広島残留理由は、金銭的なものではなく、今季の11勝9敗、防御率2.60という成績と内容によるところが大きい。2ケタ勝利には到達したものの、例年のような圧巻の投球が少なかった。また、優勝に手が届かず、本人も球団も納得していないことが、ポスティングシステムの“延期”につながった。

オリックスの金子千尋投手(31)もメジャー移籍を封印した。オフに入ってから手術した右ヒジの影響もあったかもしれないが、オリックス残留か、阪神などの国内球団へのFA移籍かという状況になっている。

>>20年続いてきた歴史にピリオドが打たれる可能性も
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