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国会にはどんな種類があるのか、基礎の基礎を解説(2ページ目)

衆議院の総選挙が終わり、24日に国会が召集されることが発表されました。これは衆議院の解散による衆議院議員の総選挙後に招集される国会で「特別国会」と呼ばれるものです。特別国会では、衆議院議長、副議長、常任委員長の選挙など議院の構成のほか、衆議院と参議院の両議院において内閣総理大臣の指名が行われます。国会は他に、通常国会、臨時国会があります。

松井 政就

執筆者:松井 政就

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「通常国会」

これは毎年1回、1月中に招集される国会を指します。来年の通常国会も1月に開かれます。

ここで行われるのは次年度の国の予算やそれを実行するために必要な法案の審議です。会期は150日間で、1回まで会期の延長が可能です。何か大きな出来事がなければ、基本的にこの通常国会が1年のうちで最も長い国会となります。

「臨時国会」

臨時国会は、その名の通り臨時の必要がある際に招集されます。例えば災害対策など緊急を要する事態への対応や、そのための法律や予算案の審議をする必要が生じた場合に開かれるのも臨時国会です。

また、衆議院あるいは参議院のどちらかの総議員の4分の1以上から要求が出された場合と、衆議院議員の「任期満了」による総選挙や参議院議員選挙の後にも臨時国会を召集しなければならないことになっています。


「特別国会」

これが今回、最も近くに招集される国会で、12月24日に招集されることが決まっています。

特別国会とは、衆議院の「解散」による衆議院議員の総選挙後に招集されます。

なじみがないと、臨時国会と特別国会の違いがわかりずらいですが、臨時国会は衆議院議員の「任期満了」による総選挙の後、特別国会は衆議院の「解散」による総選挙の後と覚えてください。

特別国会では、招集日に、衆議院議長、副議長、常任委員長の選出といった議院の構成を決め、さらに衆議院と参議院それぞれにおいて内閣総理大臣の指名選挙を行います。

ちなみに、衆議院と参議院で内閣総理大臣として異なる国会議員が指名された場合、衆議院で指名された議員が総理大臣となります。

一口に国会と言っても、このように種類が分かれています。その違いを意識することで、今後テレビや新聞などで国会についての情報に接する際、招集されているのがどの国会なのかを知ることで、内容がある程度想像がつくようになります。
まずは国会について意識することで、次第に政治へなじんでいけるでしょう。
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