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日本人投手にはチャンス?メジャーで中継ぎ需要が急騰

メジャーリーグでは先発投手、とくにエース級には多額の金額を払う傾向があるが、今年はその流れに若干の変化が。中継ぎ左腕のアンドリュー・ミラー投手が、1年当たり900万ドルで4年という長期契約を交わしたのだ。この傾向は、日本人投手にとって朗報となるだろう。

瀬戸口 仁

執筆者:瀬戸口 仁

野球・メジャーリーグガイド

先発エースへと高額契約……の流れに変化が?

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メジャーリーグの契約傾向としては、先発投手、とくにエース級には多額の金額を払う。12月11日(日本時間12日)、アスレチックスからFA(フリーエージェント)になっていた左腕ジョン・レスター投手(30)が、カブスと6年総額1億5500万ドル(約184億4000万円)で合意した。

今シーズン途中にレッドソックスからアスレチックスへ移籍したレスターは、2チームにまたがって16勝11敗、防御率2.46をマーク。獲得に関しては、古巣レッドソックスを始めジャイアンツ、ブレーブスなど多くの球団が興味を示したが、その中で争奪戦を制したのは、ナ・リーグ中地区最下位からの巻き返しを狙うカブスだった。

和田毅投手(33)が所属するカブスは、このレスターの加入によってハメル、アリエッタ、ウッド、ヘンドリクスと先発陣が6人となり、和田にとっては厳しい戦いが始まったことになる。

ちなみにレスターの年平均2580万ドル(約31億円)は、ドジャース・カーショーの3070万ドル(約36億円8000万円)に次ぎ、投手2番目の高額契約となった。

>>しかし、今オフの契約で最も注目してもらいたいのは、レスターではない

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